内容説明
安価なコンピレーション・アルバムのブームが象徴するのは、業界を覆う生ぬるい倦怠感、諦めと逃げの気配だ! この状況を打破するために聴く側が真剣に血眼になって名盤を探さなければならない! 音楽的良心に従って優れたCDと旬の情報を紹介する熱い一冊。
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目次
まえがき
第1章 これを聴かずに逝くな! 名・迷盤70
1 批評を超えた魂の遺産
「生きろ! 生きて前を向け!」──アンチェル&チェコ・フィル/1968年「プラハの春」オープニング・コンサート『わが祖国』
百人の宗教家の言葉より、この1枚を──五嶋みどり/メンデルスゾーン&ブルッフ『ヴァイオリン協奏曲』
命のかけら──テンシュテット&ロンドン・フィル・ライヴ/ドヴォルザーク『交響曲第8番』
音楽か祈りか?──スクロヴァチェフスキ&ポーランド放送交響楽団/ブラームス『交響曲第4番』
フルネ、ラスト・コンサートで見せたほころび
危険な道具は近くに置かないように──ヘルベルト・ケーゲル、1989年10月18日サントリーホールライヴ
バックハウス最後の演奏会
2 これもまた魂の遺産。過激演奏列伝
極悪のカップリング──スヴェトラーノフ『新世界より』『春の祭典』『鉄工場』
リヒテル、1988年発狂のショパン
ニコライ・ゴロワノフ、地獄のチャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』
史上最狂極悪!──シェルヘン&ルガーノ放送響/『ベートーヴェン交響曲全集』
激烈発狂演奏をお探しの方に──ストコフスキー&ニュー・フィルハーモニア『幻想交響曲』
「異形」のシンフォニーの「異形」の演奏──クレンペラー/マーラー『交響曲第7番』
確かにこいつはすごすぎる──宇野功芳/大阪フィルとのすごすぎる世界
日本はおそろしいアーティストを生み出した──天満敦子「対人地雷廃絶NPO支援平和祈念コンサート」
3 華やかなりし現役世代
電動のこぎりで入院患者を追い回す神経外科医──エトヴェシュ/『春の祭典』
おいおい、思わぬ名演!──マズア/『革命』
ついに完成! 史上最大のシベリウス──セーゲルスタム/『シベリウス交響曲全集』
異端の大作大指揮者──ヤーコプス/ハイドン『四季』
ようやく復活! 奇跡の名演──ハインリヒ・シフ&ドイツ・カンマー・フィル/ベートーヴェン『交響曲第1、2、3、4番』
メータ浮上!! マーラー『交響曲第3番』
噂は本当だった!──フェドセーエフ/チャイコフスキー『くるみ割り人形』全曲
ヤンソンス&コンセルトヘボウ本格的活動開始!──『新世界より』
夜の海の毒クラゲ──エッシェンバッハ&パリ管/ブルックナー『交響曲第4番「ロマンティック」』
古き良きドイツ音楽の伝統がここに──コルト&ワルシャワ・フィルの『ベートーヴェン交響曲全集』
男60、遅くはない──ムーティ&フランス国立管/『交響曲第6番「悲愴」』
場をわきまえない徹底ぶり──ゲルギエフ&ロッテルダム・フィル/プロコフィエフ『ピーターと狼』
そんなのあり? 通奏低音付き『ベートーヴェン交響曲全集』
ファソリス、史上最高に刺激的な『四季』
まだまだ元気です──ガーディナー/モーツァルト『交響曲第39番』『第41番』
「宇宿允人の世界」初のDVD映像──宇宿允人/ベートーヴェン『交響曲第4&5番』
「私のベスト・アルバム10」のなかについ入れてしまう──アチューカロ/『夜にまつわるピアノ曲集』
ほか
感想・レビュー
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