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内容説明
真のブレークスルーにつながる「戦略的かつ創造的な思考プロセス」において大事なのは「視点・視座・切り口」だ。これらを合わせた「観想力」を人気戦略コンサルタントが伝授する。
【主な内容】
第1章 常識を破壊する
第2章 正しい視点を持つ
第3章 高い視座から眺める
第4章 マトリクスを使いこなす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
645TJC
17
物事を多面的に観察し正しく理解するために、視点を広げ、視座を高く、様々な切り口から見る。悩みなき所に学び・イノベーションはない、分かった気になればそこで思考停止。想定通りいかなかったときどうなるかを考える。年齢や性別といった属性に平均的な人は今や存在しない、であるので属性でくくるのではなくニーズでくくる。都合よく解釈してしまうから、自らの常識はバイアスがかかっている可能性が高いので、自らの常識を疑う。好き嫌いで議論して良い結論に至ることなどない。2016/09/29
555
5
挑戦することは先が不明であるので、情報不足の中でいかに良い仮説を立てるかが鍵となる。そのために「物事を正しく理解し、見透す力=『観想力』」が重要になってくる。▼物事をいかに観るかということは、【ポイント=視点】、【高さ=視座】、【見透し方=切り口】の3つの考え方が有効である。▼観想力を高めるには、知識ベースの拡大が必要である。本を読んだり、activeに行動することで知識ベースの幅は広がる。★今の我々に必要なのは、未知の世界に向かって、挑戦することである。そのために困難に立ち向かう観想力を身につけるべき。2020/11/23
唐辛子仮面
4
「空気はなぜ透明か」著者から始めに投げ掛けられる問い。常識にとらわれない発想が必要。跳ぶために必要なのが視点、視座、切り口として紹介。2016/12/02
やすほ
3
【☆☆☆☆★】 「ピラミッド式論理性と分析で「答え」にたどり着くことはほとんどない。緻密な積み上げ方式では発想のジャンプを得にくいからだ」思考法について学ぶために読了。様々な企業の成功例・失敗例を通して、戦略の立て方を垣間見ることができた。ただ、情報がバラバラで、考え方が体系的に説明されているわけではないのが残念。著者が言うように、物事を俯瞰し、本質を見抜き、発想を大きくジャンプさせるレベルにはほど遠い。一朝一夕で「感想力」が身に付くわけはなく、「全ては(センスと)意識的・継続的努力次第」らしい。2022/01/05
きよ
2
「空気はなぜ透明か?」一見、考えることもないような質問を様々な切り口で考えることで、企業の戦略を読み解く良書。既存顧客と共に年齢を取ることを拒否した少年ジャンプ、ウォールマートの日本市場での失敗、デンソーとトヨタのキーデバイス制覇の戦い、TVに頼らない伊右衛門のプレミアブランド化。実例を踏まえた、鋭い示唆を踏まえながら読者に思考の広がりを与えてくれます。とにかく読み易い。非常に幅広い業界を網羅してるので、誰が読んでも興味ある企業が入ってるはずです。単純化の罠から自分を解き放つ企業戦略本でもおすすめの一冊。2016/01/09