内容説明
今に生かす「もったいない」の心、すこやかな一人暮らしの衣食住、小さなしあわせの見つけ方。伝えたい、簡素な美しい暮らし。暮らしの知恵にあふれた四季のエッセイ。
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目次
春の章 木々や鳥たちと過ごす住みなれた家で(春を感じるしぐさ 小さなしあわせを拾って ほか)
夏の章 暑い夏を元気に気持ちよくくらす(雨の日は赤い傘 日本生まれのとんかつ ほか)
秋の章 花を見て思う秋じたく(おしゃれごころ おむすびとおにぎり ほか)
冬の章 あわただしい日々も心豊かに(小出しの大掃除から 年中行事 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともとも
24
日本古来からある風習、料理、お菓子、お茶 植物、文学、生活を四季折々のテーマで描かれていて 古き良き日本の姿、季節を感じ、さらには食欲にそそられながらも 吉沢さんの優しい人柄、自分を見失わずに生きていている強さ そしてシンプルさ、心の余裕というかゆるさなどが文面から伝わってきました。 さらには寺尾眞紀さんの素敵なイラストもエッセイに花を添えていて とても、読みやすかったと思いました。 丁寧、美しく生きるということはこういうことかのかと読み手に思わせる 1冊で本当に良かったです。2015/05/31
りさ
4
デジタルのない時代の暮らしに思いを馳せた。 忙しく過ぎる毎日だけど、季節を感じながら花を愛でたり考え事をしたり食事をしたりしたいものです2025/05/26
レア
1
ものは最後まで使い切るのが「ものへのマナー」。少ない道具類をていねいに扱い、大事に使っていた。それが道具へのマナー。人間の食事はヒトだけがもつ、他の動物にはない生活文化で、それを失ったら食事はエサになってしまう。お膳立てとかバランスのとれた栄養はもちろん、味や見た目の美しさ、器とのつりあいの美などを考えた食事を、美しい姿勢で、きれいに食べる。それを忘れたらエサになってしまう…心にしみた。ちゃんとした食事をしたい。一粒のご飯も大切に。身の丈に合った暮らしをていねいに紡いで生きたいと思いました。2024/02/08
at@n
1
何かと揶揄される「ていねいな暮らし」がタイトルになっているが、著者のイメージと違っているので少し驚いた。ていねいなというより「地に足ついた」感じ?子供がなかったことはこの本で初めて知った。2019/08/04
文々
1
四季を感じる、人との繋がりを感じるまったりとした良い暮らしだなと思いました。便利さ頼りきっていて日本人の大事な心を忘れてしまったことを痛感しました。今の私の年齢だとなかなかのんびり暮らすことはできないけれど、この吉沢さんのような暮らし方はとても理想で歳をとったら私もこういうふうに過ごしたいなぁと思いました。そして読み終わって、現代の人達に「モノや食べ物の大事さを知りなさい」とつよく訴えたいなぁとおもいしました。2018/06/20