日本人としてこれだけは知っておきたいこと

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日本人としてこれだけは知っておきたいこと

  • 著者名:中西輝政
  • 価格 ¥699(本体¥636)
  • PHP研究所(2011/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569648446
  • NDC分類:304

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内容説明

なぜ日本人は戦前を否定するのか?
なぜ「歴史」を社会科で教えるのか?
日本人が天皇を必要とする理由は?
―六〇年前の敗戦をきっかけに、明治も江戸も古代までも全否定する奇妙な歴史観が、この国を支配してきた。
しかし、近現代世界はいま大きく変動している。
戦争の真実を物語る機密文書も公開されはじめた。
「この国のかたち」を描くために、私たちはいま何をすべきか。
積み重ねられた「戦後の嘘」を打ち捨て、日本文明の核心を捉えることで、日本人のアイデンティティを真正面から問う。
戦後日本の呪縛を解き放つ画期的な論考。

近現代世界は60年周期で大変動する。戦後60年が過ぎた今こそ、日本の歴史を見直すべき時である――戦後日本の呪縛を解き放つ論考。

なぜ日本人は戦前を否定するのか? なぜ「歴史」を社会科で教えるのか? 日本人に天皇は必要なのか? ――六〇年前の敗戦をきっかけに、明治も江戸も古代までも全否定する奇妙な歴史観が、この国を支配してきた。しかし、近現代世界はいま大きく変動している。戦争の真実を物語る史料も公開されはじめた。「この国のかたち」を描くために、私たちはいま何をすべきか。まず第一に、日本を考えるにあたってすべての「結節点」である「あの戦争」の意味を考えないわけにはゆかない。次に、「終戦」という嘘、「自主憲法」という嘘、「憲法九条が平和を守った」という嘘、「戦後の民主化が高度成長を促した」という嘘、「国際化」という嘘……積み重ねられた「戦後の嘘」を打ち捨てなければならない。さらに、「天皇」と「心」を日本文明の核心として捉えることで、日本人のアイデンティティを、真正面から問いなおさなければならないのである。

●第一章 歪められた自画像 
●第二章 あの戦争をどう見るべきか 
●第三章 日本人にとっての天皇 
●第四章 日本文明とは何か

目次

第1章 歪められた自画像(なぜ日本人は戦前を全否定するのか;戦後の嘘;戦後の悲しき真実;戦後六〇年、いまこそ覚醒のとき)
第2章 あの戦争をどう見るべきか(日露戦争をどう見るべきか;日本はなぜ大東亜戦争に突入したのか)
第3章 日本人にとっての天皇(天皇―世界に類なき君主;なぜ日本人は天皇を必要とするのか;天皇を戴いて歩み続けるために)
第4章 日本文明とは何か(戦後日本人を呪縛した『菊と刀』;日本文明―この独自なる文明;この国の「心のかたち」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

253
この本普通に電車で若者が堂々と以前読んでいたのが印象に残っているが、読むと保守派の論客の日本について全体的に見たものを書かれた1冊。今でも古くはないが、やはり男系男子一辺倒の理由があまりわからないなというのが感想。天智天皇の両親を見れば限りなく女系天皇に近いけどなぁ。確かに皇室は世界に誇れるものだとは思うが、ご負担を軽減させられないか国民の側が常に考えることも大事だと思った。2015/08/25

とくけんちょ

58
日本人として誇りを持ちましょう。悪いところだけでなく、良いところにも目を向けましょうというススメ本。何から何まで否定的でいては、この国に未来はない。確かに歴史の連続性を否定して、分断することは間違っていると思う。2020/06/12

しいたけ

48
色んな書き方を考えたのですが、やっぱり突っ込んだレビューは書けないなと相成りました。読メだし。チキンでゴメンです。その言い訳を書くのも、またそこに触れるから書いては消しで・・。普段の生活でもビクビクして物を言えないことが多いです。なんでこんな世の中なんだろう。日本が好きで、誇りに思ってるってだけなんですけどね。さらっと書けるところで言えば、日本は「十戒」という神の命令によって行動を律する西洋文明と違って「きれい」「汚い」という美的感覚に基づいて自らを律するってところですか。天皇論はとても勉強になりました。2016/02/06

James Hayashi

38
大げさかも知れないが、日本人の誇りを感じ少なからず感動。少し偏っているとも感じられるが、学ぶべき所は多い。見慣れない歴史観があり目から鱗。近いうちに再読し再考したい戦争、天皇制、憲法や日本文明。2017/09/13

mazda

32
良書です。これまで戦争に突入した責任は近衛と松岡だと思い込んでいたのですが、幣原が起点になっていたということがわかり、非常に納得できました。南京事件後「軟弱外交」を展開したことで、支那にはなめられ、英米には支那と裏で組んでいるのではないかと距離を置かれるという、最悪の結果を招いてしまいました。彼が本物の戦犯かも知れません。皇室の話については、この国に絶対にして唯一の存在を持っていることに、心の底から感謝するのみです。しかし、最近のご公務などを拝見しても、陛下のご負担が大きすぎるなと感じずにはいれません。2015/01/15

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