内容説明
人を殺す刀が人を活かす剣となる――。この「剣禅一如」の深い哲理は、現代人にとっても決して無縁ではない。むしろ、日々を生きるヒント、この日本を考えるヒントがそこには無数に隠されており、遺された数々の言葉は今も重く響く。剣は宮本武蔵や上泉伊勢守から山岡鉄舟まで、禅は道元から一休や良寛まで、それぞれの人と思想をたどりつつ、日本独自の死生観に迫る一冊。
目次
序章 人間の是非
第1章 「道の器用」を知る―若き日の宮本武蔵
第2章 人殺しの剣の矛盾―殺人刀と活人剣
第3章 生命は一呼吸の間―道元に出会う
第4章 秘太刀の剣禅一如―塚原卜伝から山岡鉄舟まで
第5章 百尺竿頭の決断―自己を見つめる禅語
第6章 優游と生きる―良寛さんに寄りそう
第7章 武士道における死―『葉隠』『BUSHIDO』など
終章 この地球に生きる日本人として



