滝田ゆう奇譚

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滝田ゆう奇譚

  • 著者名:深谷考
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787291806

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内容説明

戦前から戦中の東京・下町の人々や情景を描いた『寺島町奇譚』。玉の井ラビリンスの私娼街で戦争の影におおわれながらも遊びに生きる少年キヨシの目に、大人たちは、世界はどう映ったのか。「親と子」「家族」という滝田ゆう固有のテーマを解読する。
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目次

定本『寺島町奇譚』目次と「ガロ」他雑誌掲載順

I 黄金時代
 1 顔
 2 土地・風景
 3 大楠
 4 「蛍の光」
 5 黄金時代

II おふくろの死
 6 おふくろの死1
 7 おふくろの死2
 8 「ガロ」
 9 ブラックユーモアとしての「死」

III 母と子
 10 母と子──殴る・殴られる
 11 母と子2──“ゴケさん”
 12 母と子3──ある屈託
 13 母と子4──「零れ灯の町」
 14 文学作品のなかの「母と子」・「父と子」
 15 向田邦子と滝田ゆう

IV ベーゴマ
 16 旧「寺島町」を歩く
 17 げんまいパン
 18 ベーゴマ
 19 銭湯
 20 物干し台とエジソンバンド
 21 下駄とネコ
 22 オノマトペ

V 夕焼け
 23 時代1
 24 時代2
 25 時代3
 26 映画
 27 流行歌
 28 赤いノスタルジー

一九九〇年の四人の死──あとがきにかえて

参考図書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

moonanddai

9
滝田さんにもこんなに解説書があるとは思っていませんでした。ヤフオクでまとめて落札してしまいましたので、折々読んでいきたいと思います。「寺師町奇譚」の背景(土地的背景はともあれ親子関係などまで…)がよく分かりました。玉ノ井=寺島町ではないようです。玉ノ井<寺島町で、永井荷風は玉ノ井に入りびたり、滝田ゆうは両方を駆け回っていたという構図になるそうです。ともあれ私が生きた昭和30年代の風景がまだ「寺島町奇譚」に見られるということは、この「戦前」というものも相当引きずったのですね。2019/03/22

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