内容説明
★闇をついて、時を超えて、きみの声が聞こえる。★ただ未来や遠くの場所の出来事が見えるというだけで、グローリーは人々から“魔女”と疎まれてきた。ある吹雪の夜、彼女は凄惨な事故の幻影(ビジヨン)を見て飛び起きる。横転した車、血まみれの男性――“彼”が助けを求めている!そう確信したグローリーは嵐のなか病院に駆けつけ、特殊な血液型の彼を救うために、みずからの血液をささげた。そしてワイアット・フィールドというその男性に不思議な絆を感じつつ、名も告げずに去った。数カ月後。何者かによる放火で家族も家も失ったグローリーは、恐怖と悲しみに震えながら、虚空を見つめていた。“ワイアット……どこにいるの? 私を助けて!”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
28
いただきもの。未来や遠くの場所の出来事が見える不思議な力を持ったヒロインとその力によって助かった元海兵隊員のヒーロー。不思議な力のせいで命を狙われることになったグローリーを守るワイアットがどんなときでもグローリーを迷わず信じていて素敵。彼らを助けるレインも気になる!それにしても自称?殺しのプロはなんだったんだ(笑)2017/06/14
hotmilk
8
これから起きることや過去に起きたことなど特殊な能力で様々なものが見えてしまうヒロインと、ヒロインの輸血でヒロインの心の声が聞こえるようになったヒーローのお話。ヒロインがとても純粋で聞こえてくる心の声が可愛かった。★32014/07/15
ドンニ
4
予知能力があるヒロインと、助けられたヒーロー。ヒロインの家族が殺害され、ヒーローに助けを請います。ヒーローはヒロインにメロメロだし、話の展開も面白かったです。シャロンサラは読んだ後の余韻が爽やかでいいです。⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 星42016/06/22
mum0031
3
予知能力を持つグローリーと、 元海兵隊員のワイアット。 瀕死の重症を負った、ワイアットの命を助けたグローリーが、窮地に陥り心の声でワイアットに助けを求める。2017/07/27
romance_holic
3
「愛は戯れでなく」が再販されたので、再読。何度読んでも、亡くなった家族を悼むヒロインの心情には涙。今回の事件の捜査に協力、精神的なサポートをしてくれる義兄レイン&妹トニーのロマンスはそちらで読めます。2017/01/15