「いじめ」考 - 「いじめ」が生じる要因と対策について

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「いじめ」考 - 「いじめ」が生じる要因と対策について

  • 著者名:田原俊司
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 八千代出版(2006/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784842914046
  • NDC分類:371.45

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内容説明

文科省への「いじめ」の報告件数は近年減少傾向にある。しかし、教育相談・カウンセリングの臨床現場にある筆者の実感としては「いじめ」問題が減少し改善に向かっているとは思えない。「いじめ」に関する著作は膨大な数に上るのに、事実調査に基づく基礎研究はそれほど多くはない。本書は「いじめ」問題への今後の対処を考える際の基礎資料を提供するとともに、それら基礎資料に基づき「いじめ」対策に対するいくつかの提言をまとめる。/第1章:「いじめ」の被害者や加害者などの原因  第2章:「いじめ」の被害者や加害者のプロトタイプ・イメージと実際  第3章:「いじめ」の被害者や加害者を特定する際の各個人の判断の比較  第4章:「いじめ」の被害者や加害者の同定における小学生から大人の判断  第5章:「いじめ」における被害者・加害者・傍観者・仲裁者の各役割の流動性  第6章:「いじめ」問題に取り組むために─「いじめ」の回避スキルの視点から─  第7章:「いじめ」問題への取り組み─メンター導入の試み─

目次

第1章 「いじめ」の被害者や加害者などの原因―「いじめ」発生原因を特定の要因に帰すことができるか
第2章 「いじめ」の被害者や加害者のプロトタイプ・イメージと実際
第3章 「いじめ」の被害者や加害者を特定する際の各個人の判断の比較
第4章 「いじめ」の被害者や加害者の同定における小学生から大人の判断
第5章 「いじめ」における被害者・加害者・傍観者・仲裁者の各役割の流動性
第6章 「いじめ」問題に取り組むために―「いじめ」の回避スキルの視点から
第7章 「いじめ」問題への取り組み―メンター導入の試み

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シロクマ

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いじめの原因や様々な先行研究がまとめられている2020/10/16

鵜殿篤

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本論の結果は「いじめを回避する方法」の違いが加害者になるか被害者になるかの分かれ目ということだった。言い換えれば、いじめに対する「メタ認知」が決め手になるということだ。そう考えると、いじめが小学校高学年から顕著に増加することの理由も説明できそうだ。すなわち、小学校高学年は「メタ認知」の力が発達する段階に当たるからだ。メタ認知能力が発達することで、集団内における振る舞い方の戦略が個性化し、ここから加害者と被害者(および傍観者と仲裁者)が分化するというストーリーが描ける。2019/07/29

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