内容説明
文科省への「いじめ」の報告件数は近年減少傾向にある。しかし、教育相談・カウンセリングの臨床現場にある筆者の実感としては「いじめ」問題が減少し改善に向かっているとは思えない。「いじめ」に関する著作は膨大な数に上るのに、事実調査に基づく基礎研究はそれほど多くはない。本書は「いじめ」問題への今後の対処を考える際の基礎資料を提供するとともに、それら基礎資料に基づき「いじめ」対策に対するいくつかの提言をまとめる。/第1章:「いじめ」の被害者や加害者などの原因 第2章:「いじめ」の被害者や加害者のプロトタイプ・イメージと実際 第3章:「いじめ」の被害者や加害者を特定する際の各個人の判断の比較 第4章:「いじめ」の被害者や加害者の同定における小学生から大人の判断 第5章:「いじめ」における被害者・加害者・傍観者・仲裁者の各役割の流動性 第6章:「いじめ」問題に取り組むために─「いじめ」の回避スキルの視点から─ 第7章:「いじめ」問題への取り組み─メンター導入の試み─
目次
第1章 「いじめ」の被害者や加害者などの原因―「いじめ」発生原因を特定の要因に帰すことができるか
第2章 「いじめ」の被害者や加害者のプロトタイプ・イメージと実際
第3章 「いじめ」の被害者や加害者を特定する際の各個人の判断の比較
第4章 「いじめ」の被害者や加害者の同定における小学生から大人の判断
第5章 「いじめ」における被害者・加害者・傍観者・仲裁者の各役割の流動性
第6章 「いじめ」問題に取り組むために―「いじめ」の回避スキルの視点から
第7章 「いじめ」問題への取り組み―メンター導入の試み
感想・レビュー
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シロクマ
鵜殿篤