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内容説明
ハワイの大富豪から依頼が舞いこんだ!幽霊がでるという古城で、清志郎と清志郎の先祖(?)夢水清志郎左右衛門がいっしょに100年前の謎を解く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
38
夢水シリーズ第13作。分厚さ満点。イラストも初期の絵柄から大きく変化。コミック調になってきた。幕末と現代、それぞれの「教授」が並行して謎を解く(そしてゴキブリのような生命力を発揮する!)。それが見事につながるのが、この巻のミソだろう。これもメイントリックは……だけど、まさかここで使うとは、というわけ。しかしいくら何でも、「アロハ山田」って姓は反則!?2015/09/11
ユメ
34
シリーズの前作までは子どもの頃に読んでいたのだが、この『ハワイ幽霊城の謎』と『卒業』だけは未読。まっさらな気持ちで初めての物語に心躍らせた。大江戸編が好きなので、まさかまた夢水清志郎左右衛門に会えるとは思わず、夢のよう。彼の優しさが「Why Didn't They Ask YUMEMIZU?」と言い伝えられ、そして時代を経て、再び教授がハワイの日系人たちを幸せにすべく事件を解決するーこの巡り合わせにじいんと感動した。やはり私ははやみねワールドが大好きだ、ともう何度目になるかわからないことを思う。2018/04/06
みなみ
26
名探偵夢水清志郎シリーズの一作。ハワイの大富豪からの依頼で、ハワイを訪問することになった教授と三姉妹、レーチがいつものようにトラブルに巻き込まれるお話。外伝で本編との繋がりはないと思っていた夢水清志郎左右衛門と中村巧之介が登場したことに驚いた。解決されない謎もあるので、どこかで外伝も出版されているんだろうか。おまけの作者に向けたインタビューも読んでいて楽しかった。2023/07/01
藤月はな(灯れ松明の火)
19
「katsukura」の特集で「諸事情でサクセス塾から止まったけど夢水シリーズを読もう!」と決心。約8年ぶりの教授達とのご対面。お久しぶり!「都市のトム&ソーヤ」で御馴染みの、亜衣ちゃんも気持ちわるぐらいの我毛君と堀越美晴ちゃんのお父さんも出てきて吃驚。そしてかつくらでも挙げられていた教授の「ねをわと書き間違える」という特徴が(笑)教授のご先祖に振り回される巧之助さん、哀れ(笑)そしてレーチこと麗一君と黒電話の攻防、あと、笑顔を要求された「彼」の気持ちを考えるとすごく、可笑しいです。顔文字の使用も吃驚です2012/10/28
megumi♪
17
はやみね先生の作品はもと教師だけあって優しいメッセージがたくさん込められている気がします。ただ現代と大江戸編両方が交互に展開される割にはあまりそうした意味が感じられずただ分厚い物語になってしまったのが残念。それぞれは面白いのでもっと掘り下げて欲しかったというか。所々小ネタが入ってるのも面白いです。2020/05/21