「天使」と「悪魔」がよくわかる本 - ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで

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「天使」と「悪魔」がよくわかる本 - ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで

  • 著者名:吉永進一/造事務所
  • 価格 ¥630(本体¥573)
  • PHP研究所(2011/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569666853
  • NDC分類:164

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内容説明

好評ロングセラー、『「世界の神々」がよくわかる本』の第2弾!!キリスト教やイスラム教では、神は崇高で絶対無比な存在である。そのため人間と神をつなぐ存在が必要だった。そこで生まれたのが「天使」である。また「悪魔」も、もとは「天使」だったものが少なくない。神に逆らって、天界を追われた天使が姿を変え、「悪魔」となってしまったケースも結構あるのだ。本書はそうしたいきさつを踏まえつつ、西方世界・東方世界の存在する「天使」と「悪魔」200体について、その横顔を紹介したものである。「神に似た者」と称され、悪魔軍団を撃退する天使軍団のリーダーとして天界に君臨するミカエルや、もとは人間ながら神に導かれ天使となり、「天の書記」に任じられたメタトロン、神にもっとも近い地位にいた天使だったがゆえに、神に逆らって天界から追い出され、地獄の主となったルシファー、など、面白エピソード満載の本。。

目次

天使編(西方世界の天使―唯一神ヤーウェに仕える使者 白き翼のキリスト教天使たち;東方世界の天使―東方の諸宗教で発展した神仏の使徒と守護者たち)
悪魔編(西方世界の悪魔―数千年の長きにわたり、絶対神に抗い続ける西方の悪魔たち;東方世界の悪魔―弱い人間の心にとり憑き死へと誘う、東方の悪魔たち)
聖人と魔導師

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

138
古今東西の天使&悪魔を寄せ集め紹介した1冊。もともと天使と悪魔の存在はキリスト教(カトリック)的な思想から端を発しているので極めてヒエラルキー(階級制)の強い志向性を持つ)、よって善悪という二元論に至ってしまえるので、善と悪を凡そ分類することが可能だ。しかし善と悪が混在する東洋的な宗教では、ある時は善、別の時は悪である東洋の天使&悪魔は、単純明快なヒエラルキーという発想が成り立たない。よって善悪を別けることは無理がある。ただ本書を通していえるのは『一方を信ずるものは、他方も信じなければならない』である。2016/06/27

ehirano1

77
子供がソファーに置きっぱなしにしていたので、全くもうっ!と思いながらも手に取り、どれどれとパラパラ捲っているうちに通読してしまいました・・・・・。各々の天使や悪魔は確かに興味深いのですが、それよりも「希望=天使、欲望=悪魔。すなわち、ヒトの希望と欲望の数だけ天使と悪魔が存在する」という件が印象に残りました。2020/05/06

チアモン

41
とても興味深く読めた。天使だと思っていたが実は悪魔だったとか、えーっ。これが悪魔!?と思うものもあった。とても、幅が広くでも浅く。挿絵もとても良かったが、全部に挿絵があったらもっと面白く読めたと思う。読んでいるうちに天使たちが悪魔に見えてきた。2017/10/21

田氏

16
正月休みの間にライトな積読の処理を、と思ったらこれがなかなかの情報量。天使と悪魔の対比によって見えてくるのは、天使の司る善なる存在のあやふやさ、それに対する悪魔の人間臭さや人物(?)像の滋味である。考えてみれば、そもそも悪という概念の方がよほど具体的な輪郭を持つのであって、それによって削り取られた残りこそが善なのやもしれぬ。アニミズム的な畏怖より生まれた精霊の類となるとまた話は変わってくるが。印象深いのがゾロアスター教のアーリマン。敵対する善神が完璧な楽園を創ってしまい、凹んだ挙句いじける邪神。かわいい。2018/01/04

クナコ

15
初読。古今東西の名のある天使(神の使い)及び悪魔(悪に属する存在)について浅く広く紹介されている。主にユダヤーキリスト教、イスラム教、古代インド、仏教などの宗教に関連付けられた存在について扱う。しかし大雑把に天使・悪魔、西方・東方世界と章を分けて紹介されているため、それぞれの宗教ごとの天使と悪魔の組織把握は難しく、体系的な理解はできない。あくまで「こんな天使(悪魔)がいるのか」程度の内容。それぞれの存在について名前を知り、興味を持つきっかけ作りには良いかもしれない。2018/09/03

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