内容説明
「一流」とは何か? 一流の会社、一流の地位、一流にふさわしい名誉、収入、あるいは一流の知識技能……。一流の条件はさまざまあるが、それらは必ずしも「一流の人間」の条件ではない。本書では、ビジネス・コンサルタントとして、また、茶道裏千家など文化面でも活躍中の著者が、その幅広い体験をもとに、豊かな常識と鋭い洞察力をもった「真の一流」への心構えの数々を、端的に語る。主な内容として、詐欺師に学ぶべきこと 吸ってもいいが吐き出すな 弱みをつくっておく 忙しがる人は忙しくない人 公私混同も時には必要 イエスと言わせる 金持ちは金を出さない……。全ビジネスマン必読のベストセラー、待望の新装版。
目次
第1部 自分のスタイルをつくる(詐欺師に学ぶべきこと 吸ってもよいが吐き出すな ほか)<br/>第2部 一人前のエグゼクティブ(あなたは勤労をしているか 忙しがる人は忙しくない人 ほか)<br/>第3部 宇宙的規模で自分を見る(英語ができても馬鹿は馬鹿 生兵法は知らぬに劣る ほか)<br/>第4部 一流の条件とは何か(ゴミを拾う人はエライ人 金持ちは金を出さない ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
10
この手の本もそろそろいいかなと思う今日この頃ですが、新しい発見があったりするので侮れません。「酒飲みには酒を利用するとブレインストーミングに大きな効果が期待できる」は斬新でした。しかし、当方は酒の席で仕事の話はあんまりしたくないし(酒が不味くなります・・・)、かといって就業時間中に酒を飲むわけにはいかないし・・アルコールを飲まずに「嗅ぐ」ってのはどうでしょうか?やっぱりダメですかね?なんか知恵を使う方向を間違えているような気がしてきました(失笑)。2016/11/04
ehirano1
9
再読。ビジネスに「段階」があるとするならば、「二流の条件」なるものはあるのか?。“知性”のように「一流」と「二流以外」しかないのであれば話は終わりですが、ビジネスというものは“成長”が付随するものなので(勿論、衰退もですが・・・)、「段階」があるように思いますので一流、二流、三流、それ以外というフレームもあっても良いのではないかと思いました、いや寧ろあるでしょう、と。そうであれば一流と二流の違いは何か?と。個人的には一流と二流の間というのは近いようであって遠い、そんな感じがするように思います。2016/11/18
こうじ
0
「一流」とは何かはよくわからなかったものの、「気品あるビジネス・スタイル」は少しわかった気がする。ボクは一流ではないだろうけど、気品あるビジネス・スタイルは心がけたいと思いました。この著者の方はよく知りませんが、1935年生まれの方なのに、内容に古臭さを感じさせないですね。この本でも「古いものを抱え込まない」と述べているように、今持っている知識や経験で満足して停滞しないように心がけているんでしょうね。2017/03/05