ハーレクイン ギリシア式に愛して

著者名：キャシー・ウィリアムズ【著者名】/柿原日出子【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596121325

内容説明

勤め先のレストランを経営するミハエルの婚約者として、アビーは彼の家族がいるギリシアの島にやってきた。ミハエルが初めて女性を連れてきたことを喜び、家族はみなアビーを歓迎した。ただひとり、彼の兄で海運王国を支配するテオを除いて。「ずいぶんすばやい婚約だな」テオはアビーにささやき、あからさまに疑いの視線を向けてくる。でも、この婚約の事情を明かすことはできない。威圧的なテオの追及はますます厳しくなっていったが、アビーはだまって耐えるしかなかった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

弟の婚約者をはなからお金目当てと決めつけるヒーローにむかっ。弟をかばう気持ちはいいけれど、あまりにも上から目線で腹立つ。それでも最初からヒロインに惹かれているのもまるわかり。でもお互いに惹かれあっても相手が信じきれない。弟と婚約破棄後ヒロインと恋人になってからも信頼関係を築けないのは悲しすぎる。愛してしまうとやはり未来を夢見てしまう女心。逆にいつか終わるなら、いっそと思いつめる気持ちも分かる。ヒーローの馬鹿野郎ーって叫びたい。まあ、いったん関係が破綻してからの必死さに免じて許してあげてもいいかあ・・・。

2014/02/08

[りりか]

傲慢なギリシア人のヒーローとかれの弟と婚約しているヒロイン。彼女にたちまち心を奪われてしまったヒーローですが、過去に傷を負い男性を信じ切れないヒロインの必死の気持ちを、迷いから応じきれなかった場面は切なかったです…なので、ハッピーエンドを読んだ時は本当に良かったと思いました。

2012/02/25

[me]

王道で先が読めるので気軽にさっと読めた。弟が婚約者として連れてきたヒロインを金目当てだと思い込んで二人を別れさせようとするヒーロー。でも結局はヒロインを愛してしまうお話。弟はもちろんゲイ。ヒロインがケガをしたときにあれこれ世話をしてヒロインの息子のお世話もしっかりこなすヒーローが可愛いけどちょっと夢物語すぎかな。

2019/06/03