内容説明
「武士道」とは何か、その価値観や美意識が現代にどのように受け継がれているのかを、実際の武士の行動や、江戸時代に書かれた武士道書を分析することで解き明かしていきます。さらに、武士の給料や出世はどのように決まったか、夫婦関係の実際など、武士道ワールド全体も理解できる一冊です。
目次
序章 武士道とは何か
第1章 武士とは
第2章 武士の身分
第3章 理想の武士像
第4章 武士道書とはどのようなものか
第5章 武士の生活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいた@読書中はお静かに
12
武士の心得だけじゃなくて、江戸時代の階級や名前の付け方、暮らしぶりなど図をふんだんに使って分かりやすく書かれてたので、今後歴史小説を読むときの資料としていいかも!先日、葉室麟『蜩ノ記』をよみましたが、秋谷が無実の罪で切腹を命じられて素直に受け入れてたことも、武士の心得(罪を疑われることが武士道に反する)から考えたら納得です。2014/01/15
Takeshi K
2
◎新渡戸氏の本を読む前に。自分の行動の基を知ることができます。2012/07/12
hiokichi
0
志の大切さを知る
ありうす
0
武士道というか、お侍さんの入門書。全く知識のない人が読む文にはいいかもしれない。しかしながら、内容が江戸時代に偏りすぎ。江戸時代の役職だの侍の生活だのの下りを削って、もっと思想面を掘り下げて欲しかった。2015/10/09