木を植えた男

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¥1,650
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木を植えた男

  • 著者名:ジャン・ジオノ/山本省
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 彩流社(2006/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779111822
  • NDC分類:953

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内容説明

樹木や森林の重要性をいち早く物語で表現したジオノ。世俗的な報酬をいっさい求めることなく黙々と森林再生に努めたブフィエ。読者がそれぞれ自分の状況に応じてこの物語を楽しんで読めばいい。文学は多様な読み方が可能なのである。
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目次

ジャン・ジオノ『木を植えた男』
解説
原書について
『木を植えた男』の背景
ジオノの執筆態度
『木を植えた男』を読む
『木を植えた男』の意義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

№9

28
あまりに短く、単純でひねりのないストーリーがかえって、これは本当にあった話?と思わせ、本当にあった話なら「凄い」と読み終える。が、長々とした解説の中でその本当のところが明らかにされ、そこで味合わされる「失望」はけして自分だけでなく、世界の読者の多くが感じていることなのだと知らされる。が、そんな軽い失望の読後感の中でも、引いてゆくことのない不思議な余韻に気づかされる。マザー・テレサの「気にすることなく続けなさい」という言葉を思い出す。ある小さな不断の行為が「世界を変える」という寓話、それを信じたいから、だ。2013/06/08

田中寛一

11
すごい男の人がいるもんだと思った。どんぐりのいいものだけを選んで、10万個もの実をひと粒ずつ植えていく。フランス南東部、アルプスの迫る標高千メートルを超える高地で荒地に黙々と植えていく。2割くらいしか木に育たないというのに。第一次から第二次世界大戦の間ずっと。次第に森となり、みずみずしくなっていく。すごい。解説を読んで、ああ!やはり小説なんだ、創作なんだとわかる。短い小説だが事実のように描かれていた。自分もどんぐりを拾ってきて植えてみたくなるようだ。まさに作者の狙いにはまった!2013/09/12

きゅー

7
感じるものなく読み終えてしまった。同名の短編映画や、フレデリック・バック挿絵の絵本バージョンを読んでみるとまた印象は違ってくるのかも知れない。しかしジャン・ジオノも書いているように「木を植えることを好きになる人が増えればいい」という目的のための、教訓めいた内容にどう目をつぶれば良いのか分らない。他人の目にどう写ろうとも自分の信念を貫き通すこと、謙虚であること、継続すること、改善すること、何か始めるのに年齢は関係ないこと。思いつくだけでも、あの短いストーリーのなかにこれだけのものが詰められており食傷した。2012/03/29

Hiroyuki Nakajima

1
フィクションではありますが、とても感動的な本で、作者の狙い通りに僕も木を植えたくなりました。自然の森林以外は違和感を感じる方以外の方は読むと感動体験出来ると思います。2012/04/13

kinoko-no

0
フレデリック・バックの絵本でちらりと見ていただけだったので、実際に読んでみようと手に取りました。楢の大木が羊飼いの老人へと変化する場面など、ジャン・ジオノの自然に対する姿勢はスルッとこちらの気持に入ってきます。きっとそれは種や実を土に埋める喜びが私にもあるからなのでしょう。山本省氏の作家や作品についての解説も大変参考になりました。2011/07/30

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