内容説明
昭和30年と2005年――。50年の時を超え、ふたつの恋が危うく交錯する! 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が好きなきみに贈るノンストップ・タイムマシン・ストーリー! 昭和30年の辻村琴美と2005年の森谷香織。愛してもいない許嫁からの求婚に、時を超え、同じように悩むふたり。そんな彼女たちの前に、見知らぬ青年が現れたことで、ふたりの運命の歯車が音をたてて、回りはじめた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
84
タイムマシンもの。思わずエピローグを読み返しますね。何点か理解できなかった箇所がありましたがイイ感じです。2017/06/28
雪紫
57
「届かぬ想い」に登場した未来のベストセラー小説と同名と来れば読まない訳がなく。望みもしない婚約者にタイムマシン、タイムパラドックスと色々な謎や情報が引っ張ってくれて一気読み。思わずその場で読み返すくらいの回収具合でした。なお、本当に「届かぬ想い」で出たのと同一本かは、謎です。面白いから良いけど。・・・これ、「六とん」と同じ作者ですよ。2023/01/29
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
8
1955年の辻村琴美と2005年の森谷香織。二人は好きでもない男から結婚を迫られ困っていました。そこに現れたのは・・。何だか一昔前のドラマのような展開でした。途中でタイムトラベルに関するパラドックスを、初心者にも分かりやすいように長々とセリフとして説明されていたのですが、それがちょっと不自然に感じてしまいました。エピローグから始まったこの物語。最後まで読み終えた後、再び冒頭のエピローグを読み返したのは言うまでもありません。羽住都さんのイラストが嬉しかったです。★★★2010/08/21
ちくし
7
許嫁と結婚するのが嫌で白馬の王子に救われた祖母の話と同じく白馬の王子を待ち焦がれている孫娘がタイムマシーンで王子の取り合いをする話? 違ったかな(笑)2014/06/21
ヒロ@いつも心に太陽を!
6
きれいな表紙画に釣られて。タイトルからも、もっとロマンチックでせつない恋のタイムトラベルストーリーを予想していたので、そこはちょっと期待外れ(-ω-*)YA!作品なのに結構下品な場面や気になる言葉使いがちらほらありすぎる。そして今読んでもう「古い」と感じる、発刊当時に流行っていたギャグや韓国ドラマのネタが多くはさまれていて、今後読む若い読者層がそれを理解できるか謎。最初から最後まですべてがつながっている点においては「おお」と思えたし、一応ハッピーエンドだからよしとするけど、なんだかなぁ。2012/03/20