内容説明
なんだろう、このパワー……この忙しいのに、齋藤先生は楽しそう。「いやあ、またしても思いついてしまった」の毎日なのだ。井上陽水のトークを聞いてはそのコメント力に脱帽し、就職難に「おみそシステム」導入を訴える。「どんなブランドものを着ても、量販店ものに見せてしまう」その実力。効果がなくて身体にわるい、先生考案「人間電気ポットダイエット法」に、効果があっておすすめの「足指ガチョーン」。読めばつられて、あなたの脳がぐんぐん活性化するコラム。
目次
教育欲と説教マシン
教育誘発性のワナ
秘数3とひきこもり
喝采ゲーム
質問力vs.コメント力
高速回転脳みそ
もんじゃ的ごちゃまぜパワー
麗人の日本語
人的ヴィタミン欠乏症
もろざし末っ子光線〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凡人太郎
12
再読しました。齋藤さんの本はどれも同じパターンなのでねえ。2013/08/24
anco
10
齋藤孝さんのエッセイ集。「週刊文春」にて「コロンブスの卵焼き」というタイトルで連載されていた作品です。それが、どうしてこんなタイトルに、こんな装丁になってしまったのか私には分かりませんでした。2014/11/04
kaji
4
「発想力」その発想自体には、成功もあれば失敗もある。より良いものを求めるのは、人間の本能のようにも思えるが、今の現状に落ち着いている自分も、たしかにある。向上心、そこに夢(目的)があるかないかでだいぶん違って来るのだろうけど…2013/11/23
さゆう
2
齋藤先生のエッセイ集です。齋藤先生の著書を検索すると膨大な数がヒットして、どうしてあんなに本を書けるのかと疑問をもちます。複数冊読むと名著の知識や齋藤先生独自のキーフレーズ「〜力」など蓄積してるものが多く、それを目的に合わせて取捨選択してることがわかります。しかし、それでもやっぱり多くないか?とも思ってました。そんな時本書を読んで、エネルギー溢れすぎだろこの人と思わず笑ってしまいました。この人だったらそりゃあんだけ書けるだろうなと力技で思わされました。2023/04/29
しき
1
「ネガティブな意見を言ってる暇があったらアイディアを出せ」という本。誰かがプレゼンをしたら全員立ち上がって拍手喝采する「喝采ゲーム」や、風呂で水を飲み、汗をかいてやせる「人間電気ポットダイエット」(大失敗)など、面白い。良かった文章は、「陽水さんにとって歌とはなんですか」ときかれて「という質問をなされるからには、あなたにとって人生とはなんですかと聞かれたら、もちろん簡潔に答えられるわけですよね」。「線香花火がパチパチと途切れながら瞬く様子は、トゲに弾かれて音階板が1つずつ寂しげになるオルゴールに似ている」2014/11/28