内容説明
敬愛するチェ・ゲバラに導かれバイクに跨がり、56歳で駆け抜けた南米大陸30000km120日間の旅。何故、この齢になってこんな苛酷な旅を続けるのか?―その答えは、旅の中にある。
目次
序章
第1章 砂漠に咲く花
第2章 風と氷と熱いスープ
第3章 すべての道はスタジアムに通ず
第4章 巨人の、瘤だらけの背骨
第5章 いとしい泥濘の町
第6章 川向こうの異界
第7章 泥とダイヤモンド
第8章 そして、船は行く
第9章 だから、ゲバラは眠れない
第10章 悪魔が踊る夜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつかはビーエム
5
何年か前にNHKBSだったか戸井さんのユーラシア大陸横断の放送を観てバイク乗りとして気になっていた。6年前に亡くなってしまったが今でもの憧れであり彼の生き方はやはりカッコいいと思う。この本も単なる紀行文というだけでなく小生にとっては人としての生き方をも教えてくれている。2019/02/19
カワセミ440
2
『越境』シリーズ3作目。4作目は図書館の予約一向に進みません。2冊しかないから、まあ仕方が無い。3作目は南米大陸。アフリカ大陸も凄そうだけど南米大陸も負けてない。(勝ち負けって云う問題じゃないだろうけど)その上、今回は戸井さんがライフワーク?とするゲバラの聖地をたどろうっていうのもあるようです。ゲバラってカストロの物語や『CHE』でちょっと齧った事があるくらいで、詳しい事はよく知りません。いろんな著名人たちに影響を与えたらしい『チェ・ゲバラ』。どんな人なんだろう。そのうちゲバラに関する本も読んでみよう。2012/01/25
4545
2
作者が南米大陸三万キロをバイクで走った旅行記。貧しい南米の悪路にめげず、ゲバラが殺された学校と遺体が埋められた場所にも行っている。ゲバラに最後の食事を提供したフリア・コルテスにも会っている。ゲバラは伝説になったが、まだほんのちょっと前のことなんだよね。文章が叙情的すぎる気がするが、楽しめた。2010/10/17
カワセミ440
1
『ロシナンテの肋』を読んでみて、この本とどう繋がっているのか確認のため再読。ロシナンテ・から結構引用している部分が多い。けど、やっぱり戸井さんはゲバラが大好きなんだね!2013/01/20
あきこ
1
またもゲバラの本を手にしてしまったが、これはゲバラの本ではない。作者自身のモーターサイクルダイアリーなのだ。でも、少しだけゲバラの登場する。南米はゲバラの一生を通してその状況を少し知っていたが、この本を読むとまた違った面での南米の生きた人々の暮らしを感じることができる。人間の生きている基本の状態の生活、余計なものはいらない、いやないんだと思う。貧しさもあると思うが、実際には必要のないものが世間には一杯あるということか?なくても心豊かに暮らせるものなのだ。日本は(アメリカなんてもっと!)物がありすぎなんだ。2010/05/08
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