内容説明
とあるマンション、白いドアの一室、銀色の表札、刻まれた文字【おもひでや】。そこでは「思い出」が買えるのだという。姉思いの弟、夢破れた野球選手、そして友を探す老人。強い想いを胸に店を訪れた彼らが手にするものとは!? 切望を抱く者にのみ扉は開かれる――世界の片隅に存在する小さなお店を舞台に繰り広げられるファンタジック・ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月華
2
図書館 2006年6月発行。全体的に、少しダークな雰囲気が漂っていました。一話は短いので、さくさくと読めました。何か秘密がありそうな雰囲気を出していましたが、次には明かされるのかな。2017/03/16
かみちゅう
1
表紙とあらすじが気になって初読。幸福感に浸るために好きな思い出を買うのも悪くないが、これから幸せになる努力を放棄することになりそう。だが、孝志君や若葉ちゃんのように他者を幸せにするために思い出を買うというのは、なんというか心が温まるネ(^.^)2013/10/11
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
1
カワイイ看板娘ならぬカワイイ看板息子が出迎えてくれる「おもひでや」。そのお店では形ある商品ではなく、顧客が望む夢を売ってくれる。個性豊かなキャラクターたちが登場。サラリと読むにはいいかも。心温まる話だけでなく、ちょっと後味の悪い話もあったのがよかったかな。この本を読むと夢と現の境界がとても曖昧なもののように感じる。★★★2009/06/13
いんちょ
0
2008-05192016/03/12
北斗
0
一番最初の話にやられた。姉ちゃあああああああああああん(´;ω;`)2012/06/18