内容説明
ひとかどの男なら首元に主張がある――。なぜチャーチルは蝶ネクタイを好んだのか。なぜウィンザー公はウィンザー・ノットをしなかったのか。なぜオナシスは長目に結んだのか。なぜ「ボンド」はニット・タイを好んだのか。なぜケネディはスリムなものを選んだのか。……ファッション探偵の著者が、ポワロのごとく、あるいはマーロウのごとく、首元にまつわる謎の歴史を鮮やかな推理で解き明かす。
目次
なぜブラムメルはクラヴァットに糊をつけたのか
なぜテック公は新しい結び方を考えたのか
なぜリプトンは独自の蝶ネクタイを考案したのか
なぜワイルドはフォア・イン・ハンドを結んだのか
なぜプッチーニはバタフライを流行らせたのか
なぜチャーチルは蝶ネクタイを好んだのか
なぜコレットは女性なのにネクタイを結んだのか
なぜモームは白い付け襟にしたのか
なぜフジタはあえてミス・マッチにしたのか
なぜ「マーロウ」は濃紺を選んだのか
なぜ「ポワロ」は結び直したのか
なぜウィンザー公はウィンザー・ノットをしなかったのか
なぜ「ギャッツビー」は英国製を好んだのか
なぜグリーンはクラブ・タイに執着したのか
なぜダリはネクタイを描いたのか
なぜオナシスは長目に結んだのか
なぜ「ボンド」はニット・タイを好んだのか
なぜケネディはスリムなものを選んだのか
なぜライアルは控え目に描写したのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニョンブーチョッパー
2
○2012/01/16
Naota_t
1
2010/08/312010/08/26
い
1
クラヴァット→アスコット→フォア•イン•ハンド。崩しがオシャレ→スタンダードになっていく。 ホワイトタイとブラックタイ。縞模様について。ウィンザーノットはNOTウィンザーだった。 物事の由緒を聞くと面白い。会社でカジュアル化が進み、付けなくてよくなった瞬間に持ちはじめたネクタイへの興味。2021/01/26
海月
1
何気なくしているネクタイ。このネクタイには一体どんな意味が込められているのか、考えたことはあるだろうか? ネクタイはその人の印象を決める大事なファクターである。ネクタイの模様、カラーによってどんな意味があるのか?歴史を紐解いてみるとなかなかおもしろい。そんなことを考えながらいつものネクタイを眺めると、ちょっと新鮮な気分がする。2012/06/23
bibi
0
どうして首に布を巻くのだろうと思い始めたら、ネクタイが気になって仕方ない。どうして腕じゃなかったのだろうとか、大事な首なのに何故ひも状のものを巻くのかとか。この本はそうした内容ではなかったものの、ネクタイおよびファッションにかける情熱の歴史が知れて面白かった。欲を言えばもっと図があるとわかりやすかった。2023/12/13