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内容説明
子どもに厳しく当たってしまった後で、「今度こそはもっとよい親になろう」と決心する、そんなことを何度も繰り返してしまうのが人間です。1章の冒頭で紹介する「親の祈り」には全編を通して著者が語り続ける親子の姿が浮かび上がってきます。「アイ・ラブ・ユー」といい続け、心と心を結び合せる――こんな簡単なことがなかなかできないのが、今の親子です。人間としての幸せを考えた時、親は子どもにたった1つのこと、人間として一番大切な思いやりの気持ちを育てることが必要なのです。「親は、自分が持っていないものを子どもに与えることはできません。優しい心を持った子どもに育ってほしいと思えば、親がまず、思いやりのある人となり、他人の痛みをわかろうと努力をすることが必要」と、やさしい言葉で語りかけるシスターの子育てのヒントには現代の教育で忘れられた大切なことが溢れています。
目次
第1章 親の祈り(「親の祈り」 キャンドルサービス 子どもは「宝」 ほか)
第2章 やさしさの中に強さを(思いやりのある子に 甘やかすことと、やさしくすること 子ども自身の力を信じる ほか)
第3章 人を生かすもの(「私が願うのは」 「もうちょっと生きてみよう」 生存本能を超えるもの ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoっぴ
69
ときどき無性に読みたくなる本というのが私の中にあるのですが、渡辺和子さんの著書もそのひとつ。この本はこれまでの著作を再編集したものだそうで中には読んだことのあるものもありましたが、何度読んでも新たな発見があります。育児については最初の50頁ほど、あとは"育自"の内容。「リトル・デス」「天との契約」は好きな話。いつもシンプルでわかりやすくて、折に触れて読みたい一冊です。2017/10/06
shizuca
7
子育てについての話は前半部分で、後半は自分自身をどう育てていくかという話になるのかな。たしかに子どもを育てるには、親として一人の人間として成長することが必要なので、結局は自分の欲やわがままや嫌な気持ちをどう昇華していくかが大切になり、一番伝えたいことになっていくんだと思います。いくつか、他の著作で読んだ話があり、またかーとも思いましたが、何度も言いたくなるほどに伝えたいことなんだなと捉え方を改めてみたり。子どもにとってこの世界でたった一人の無条件で頼れる存在である母親がその子を守ってくれますように。2016/01/28
音色
3
自分にないものを子どもに与えられない、に共感と反省。自分を生きることが使命。誰かの評価の為の努力や訓練を重ねることも無駄にはならないけど、もうひとつ、自分から溢れる感情や立ち上がる意志を生きることも忘れてはいけない。自分の為に。子育ては自分育てだとつくづく思う。2014/04/13
ドリさん
0
すごくよかったです。 なにはともあれ、やっぱ愛でしょう。という気持ちになった。 前の日に子供が、テストで30点取ってきたけど、愛があるから平気って感じ。 なんたってその前の日にお父さんにクレープ焼いてくれる子だもん。 あと、お皿並べるときも、相手の事祈りながら並べるとか、気に入った。 いつか、また読みたいです。2012/11/28
ラベンダー
0
育児は育自という部分に納得しました(*^^*)他の本も気になります2012/11/25
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