内容説明
始源・古風・伝統・素朴などのイデオロギーがたたみこまれている「民俗芸能」の現在をいかに調査し、記述するべきなのか。変貌する対象を前に、民俗芸能研究の方法を問い直し、脱神話化する試み。
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目次
民俗芸能研究という神話
1 民俗芸能研究の思想史(これは「民俗芸能」ではない 文化としての民俗芸能研究 「近代」の復讐―牛尾三千夫の「美しい村」をめぐって 民俗芸能研究における「現在」)
2 民俗芸能研究の可能性(民俗芸能の知的可能性 民俗芸能研究における「地域」 民俗芸能研究における「地域」・補遺 「民俗」と「芸能」―いわゆる「民俗芸能」を記述する方法・序説)
民俗芸能研究の現在