内容説明
私がフォーチュン家の血縁だったなんて!祖母の古い手紙から事実を知ったジェシカは、闇に光明が差したような気がした。あの一族なら、白血病に冒された娘の命を救えるかもしれない。彼女は故郷のイギリスを離れてアメリカに渡ったが、フォーチュン一族は彼女を詐欺師扱いし、とりあおうとしない。そんななか、娘の主治医になったスティーブン・ハンターが、同僚である一族の一員にかけあってくれて、治療の見込みがついた。何かと親切にしてくれるスティーブン――彼に対して、信頼とは別の感情が芽生えてジェシカは戸惑う。でも、もしかしたら、彼も同じ気持ちかも……。★ミネアポリスの名門一族フォーチュン家にまつわる愛や陰謀をドラマティックに描いて大好評のシリーズ『富豪一族の肖像』を再刊行してお届けしています。本作では、謎の存在だったジェシカがいよいよ登場します。そしてトラブル続きのフォーチュン家にさらなる厄介ごとが――。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
2
シリーズ物9作目。苦手なシリーズ物の前作の登場人物があれこれ出てきて、ここまで引っ張る必要も無いようなエピソードもあり、前作から何度も同じ内容を読まされて、飽きてきた。ヒロインが看護婦にヒーローは手の届かない人だと言われたのも、意味が分からなかったし…ヒロインの娘のためにフォーチューン家の人たちがわんさと骨髄検査を受けに来ていることを思えば、そんなこというかなぁと不思議だった。ヒーローがウジウジしているのが私的には好きになれず、結婚に向いている正確ではないように思えて仕方がない。2018/04/24
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- 和書
- 親鸞 〈上〉 講談社文庫