内容説明
シャーリーの父は生前、画家としてそれなりに名を馳せていた。今夜は、その父が遺した裸婦画の展覧会初日だ。収益を寄付するつもりで展示に踏みきったものの、裸婦画のモデルが皆、父の愛人だったという噂を思うと、心境は複雑だ。そんな彼女のもとに、画廊のオーナーがひとりの男性を連れてきた。父の最後の作品である、黒髪の女性がモデルの裸婦画を買った客だという。男性に目を向けた瞬間、シャーリーは息をのんだ。褐色の肌、端整な顔立ち、たくましい体。信じられないほど魅力的だ。シャーリーはまったく気づかなかった――彼が残酷な復讐を胸に秘めていようとは。★今年初となるジャクリーン・バードの新作は、愛と欲望がほとばしる情熱的な一作です。復讐に燃えるイタリア人ヒーローと、うぶで純真なヒロイン。二人の激しい恋から目が離せません。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
17
HQのテンプレート、傲慢勘違い男と清純女子モノです。色々棚上げして女子に冷たく当たる男子にただただ呆れました。もう少し土下座してほしかったね、おばちゃん。2021/10/04
romaco
1
★★★ いつもの情熱に流されて~・・・な展開のお話だったけれど、ちょっと軽率な所を除けば悪くない感じのヒロインだった2011/10/23
こえん
1
ヒロインの父とヒーローの義妹(ふたりとも故人)が関係を持っていたのがきっかけで出会ったH/H。ヒーロー側の認識や想像とヒロイン側の実情が違っていたのやらなんやらで、ややこしく…。ヒーローが、知らなかったヒロインの一面を見せつけられたシーンが良かった。2009/11/09