角川oneテーマ21<br> F1ビジネス ――もう一つの自動車戦争

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角川oneテーマ21
F1ビジネス ――もう一つの自動車戦争

  • 著者名:田中詔一
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 特価 ¥407(本体¥370)
  • KADOKAWA(2014/02発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784047100459

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内容説明

多くの人と企業の思惑が絡み合うF1。経験豊富なホンダのビジネスマンが、魑魅魍魎がいるとも言われる世界に飛び込んだ。「タバコ・スポンサーの行方」「キャピタル・ゲインを目的とするF1オーナー」「結果を求められるシビアな世界で鍛えられるホンダの社員」「中国GP、ロシア系チーム……BRICs振興戦略」「F1の商業権を握るバーニー・エクレストンの暗躍」「何かと優遇されるフェラーリの動向」など、モータースポーツの最高峰で展開されるビジネス活動を、経済と政治の両面から解説。

目次

第1章 非常識な数字が並ぶF1ワールド
第2章 F1のステーク・ホルダー
第3章 F1の収入
第4章 F1の支出
第5章 F1の構造改革
第6章 理想のF1へ向けて
終章 より透明性を求めて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

75
Hondaの経営層による著作。第三期ホンダF1の英国前線基地を統括。F1をめぐる様々な事件、事態の説明。1980年代のフランスホンダ社長時代から2005年の退職までが詳しい。2012/10/08

hatayan

42
2006年刊。著者はホンダのF1チームの元運営責任者。F1は世界中を回るサーカス。100名のスタッフが海外出張する経費もさることながら、1秒縮めるために100億円を投じる金銭感覚が麻痺した世界。それでもメーカーがF1に参戦するのは厳しい環境で技術者を鍛えるため。F1を興業として育てた実業家のバーニー・エクレストン、際限ない開発競争に歯止めをかけようとした国際自動車連盟の元会長のマックス・モズレーを重要な人物として挙げ、既得権にしがみつく連盟側と収入の公正な配分を求めるメーカー連合が暗闘する内情を語ります。2020/02/27

しゅん

12
ホンダレーシングチームの社長を任じられた筆者が、現場での経験を元にF1最前線の戦況を語るルポ。常識外な驚き満載のF1基礎講座としても、ブラックボックス化しているF1ビジネスの舞台裏から学ぶ経済学としても、とても面白かった。「一般的技術には全く敷衍できない、たった一台の異常に発達したオーダーメイドカーを作るのがF1カーメーカーである」ということは考えれば納得なんだが、言われるまで意外と気づかなかったりするな。日本でF1がイマイチ盛り上がらないのは、アメリカの影響が大きいのではないかという気がした。2017/10/26

再び読書

11
今のF1が面白くなくなった舞台裏が明かされた本。バーニー、マックスの両巨頭が、F1を世界的なビジネスに築き上げたのは理解できるが、利益に走り、面白さを排除していった経緯が語られる。著者の意図は多分別のところにあると思うのだが、80年代よりF1を見続けた者にとって、現在のF1は面白くない。各チームがしのぎを削って技術革新に打ち込んでいた目くるめく感は残念ながら、今は消滅してしまった。コスト重視も必要なのかも知れないが、技術の粋を尽くしたのがF1ではなかろうか?おざなりの見方をしている自分に気付く。2013/12/25

るっぴ

10
ホンダがF1に参戦する理由、技術者の育成。なんと重い一言、さすがホンダ。

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