中公新書<br> 陰陽師(おんみょうじ) 安倍晴明と蘆屋道満

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中公新書
陰陽師(おんみょうじ) 安倍晴明と蘆屋道満

  • 著者名:繁田信一【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 中央公論新社(2014/01発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121018441

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内容説明

古くから説話や伝説に彩られてきた陰陽師。近年では小説や映画にも登場し、呪術により凄まじい力を発揮する。世界を滅ぼしかねない超人として描かれることも少なくない。では実在の陰陽師たちはいかなる活動に従事していたのか。安倍晴明らが絶大な名声を博したのはなぜか。藤原道長ら同時代の王朝貴族が残した日記を手がかりに、知られざる実像に迫る。さらには、陰陽師を必要とした平安時代の人々の心性をも明らかにする。

目次

第1章 官人陰陽師と法師陰陽師
第2章 怪異を読む
第3章 禁忌を告げる
第4章 災厄を除く
第5章 生命を狙う
第6章 安倍晴明と蘆屋道満

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文吾

8
★★★★/図書館本。先日読んだ『帝都物語』で蘆屋道満が晴明のライバルだったと知って興味が出たので読んでみた。空想話ではなく現実の道満を知りたかったのですが、あまり資料は残ってないようです。なので多くが仮定で、道満に関する事は数ページしかない。入門書として、当時の陰陽師の活動や陰陽道を軽く知るにはいいと思う。2016/05/17

二笑亭

7
貴族たちの日記から陰陽師の実像に迫る1冊。陰陽師とは宗教者ではなく当時最先端の技術者であり官僚で、伝説や小説にあるような式神を飛ばして妖怪と戦ったりはしない。実際には疫病退散を祈り禊祓をする、星を見て行事の日どりを決める等が主な仕事。後者は現代でいえば結婚式を大安の日に行うみたいな感じだろう。霊的なものが信じられていた時代の話なので、陰陽師の実像も現代人には迷信的・宗教的なものに映るかもしれないが。平安貴族が犬のフンを凶兆ではと考えていたというのが面白かった。2022/09/22

記憶喪失した男

7
安倍晴明関係の著書に詳しく、どの記述がどの時代のどの本に書いてあったかを示してくれるので、とても助かる。2019/10/19

カゲツナ

3
興味深い話を知ることができてよかった。2014/06/17

このえ

2
フィクションでの安倍晴明の描かれ方のイメージが強いせいでどこまでが史実でどこまでが後世の説話などの創作なのだろう…と常々思っていたのですが平安時代当時の評価と後世で付随されていったイメージ部分とがわかりやすくてよかったです。しかしそうなると宇治拾遺物語や安倍晴明物語などの出典元でどんなふうに書かれているのかとても気になる…2021/02/25

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