東京大学のアルバート・アイラー 〈東大ジャズ講義録・キーワード編〉

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東京大学のアルバート・アイラー 〈東大ジャズ講義録・キーワード編〉

  • ISBN:9784944124206
  • NDC分類:764.7

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内容説明

二〇世紀、記号化への欲望がジャズのモダニズムをドライヴした。菊地・大谷コンビによる東大ジャズ講義シリーズ第一弾。十二音平均律-バークリー・メソッド-MIDI、新たな視点でジャズ史を捉え直す。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

第1章 二〇〇五年一〇月講義「ブルース」(二〇世紀の統合不全者―ブルース・ミュージックの特異性について 『喪失』を引き受ける方法―「二〇世紀の最初から表現はもう引用とコラージュだった。」ゲスト:飯野友幸(上智大学教授、米文学者))
第2章 二〇〇五年一一月講義「ダンス」(舞踏会からインターロックまで―ヨーロッパ/アジア/アフリカのダンス・スタイルと、アメリカ・ポピュラー音楽におけるダンスの歴史 クラブ・カルチャーと『ジャズ』―「ジャズとは象徴であり、ファンタジーである。」ゲスト:野田努(remix編集長、音楽批評家))
第3章 二〇〇五年一二月講義「即興」(時間を超えること、時間と共にあること―『即興』という巨大な概念を巡る音楽的試論 即興演奏を巡る質疑応答―「ベイリーの場合は再生器械が変わってもやっぱり同じ演奏だって認識できるから、この違いは大きいかもしれない。」ゲスト:大友良英(ミュージシャン))
第4章 二〇〇六年一月講義「カウンター/ポスト・バークリー」(理論の確立と、それに対するカウンター&ポスト・ムーヴメントについて―バークリー・メソッド、LCC、ラング・メソッド ラング・メソッドについて―「濱瀬元彦氏による講義」ゲスト:濱瀬元彦((株)ラング代表、ミュージシャン、作曲家))
補遺 「聴覚研究の歴史と展望―音高知覚の仕組みを探る」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

13
ジャズを深く知る上で、とても勉強となり、より一層、ジャズを好きになった一冊です。2016/02/10

Yuichi Tomita

3
ようやく読了。ブルース、ダンス、即興、ポストバークリーをテーマとした東大の教養の講義録。ダンスをヨーロッパ、アジア、アフリカで分類するところや、各テーマでのゲストとの対談も楽しい。 大友良英「完全な即興なんてない。」「いつのデレク・ベイリーか分かるようになってから文句言え」。 ちなみに最後のラング理論は全く分からなかった(ただし、学徒としての姿勢には多いに感銘を受ける。)。2021/12/11

Norihiko Shr

1
http://blogs.yahoo.co.jp/puzz_l_riddle/55438196.html2016/07/15

ホンドテン

0
図書館で。2007/12/12

0
後篇。歴史変で語ったジャズの構成部位を「ブルース」「ダンス」「即興」「カウンター/ポスト・バークリー」のキーワードを基に、それぞれ専門のゲストを招いて講義を行う。フレーズの繰り返しをブルースから発展させ、ダンスミュージックからの逸脱でよりディープな世界を生み出し、無をイデオロギーとする即興をテーマに、音楽理論を完成させていく。ジャズの魅力は「即興」にあると思っているので、大友良英を招いたインプロバイゼーション談義が興味深かった。2014/03/19

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