内容説明
ある晩餐会で、そのまなざしを感じたとたん、ポーシャの運命は狂い始めた。まなざしの主は、ディエゴ・サエス。やり手の実業家で、次々に女性をものにするプレイボーイだ。晩餐会の夜以来、ディエゴは執拗にポーシャにアプローチをかけてくる。まるで狩りを楽しんでいるかのように。お金さえあれば、女性はみんな思いのままになると思っているのね。ついに業を煮やしたポーシャは、冷たい口調でディエゴに言い放った。「私があなたのような人と関係を持つと思うの?」その瞬間、彼の表情が一変し、ポーシャの背筋に戦慄が走った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
2
自分を貶めるのは簡単だけれど、プライドを取り戻すのってものすごく難しいんじゃないかと思う。でも、そうしなければこの先前に進めない。ヒロインの矜持、ヒーローの悔恨。生まれながらに全てを手に入れていた人間に対する何も持っていなかった人間のコンプレックスは想像できる。かなり重たいテーマですが、かなり前にコミックを読んだ分、まだ状況を把握しやすかった。・・・ていうか、コミック読んでいなければ小説に手を出さなかったかも。特に宗教に詳しくないけれど、魂の救済ってこういうこと?なんて思った。2013/08/02
みータン
0
ふわ~…濃い~!重い~^^;ジュリア・ジェイムズを「読んだ!」と感じる作品ですね(笑)このヒーローちょっと怖い。たちの悪い根暗なストーカー男やん(爆)「冷感症」なヒロインも、どうしてここまで根深い男嫌いになってるのかよく分からないし、ヒロインのバカ兄貴にはウンザリ…。面白くない訳じゃないけど私にはどうもノレないお話でした^^; ★22012/06/24
月
0
★★★★★再読でストーリー知ってるのに(涙涙涙)ヒロインが啖呵を切るシーンがいい。2012/06/23
葉月
0
C2010/11/29
こえん
0
再読。ヒロインがやられっぱなしじゃないのがスッキリする。2009/12/09