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内容説明
攘夷の嵐が吹き荒れる幕末。先に欧米に約した開市開港の実施延期を要請するため、幕府はヨーロッパに使節団を派遣した。文久二年、総勢三十八名のサムライたちは、西洋事情調査の命をも受けて、仏・英・蘭・露など六ヵ国を歴訪。一年にも及ぶ苦難と感動に満ちたこの旅を、彼らの日記や覚書、現地の新聞・雑誌の記事等をもとに、立体的に復元する。(講談社学術文庫)
目次
第1章 渡航<br/>第2章 フランス入り<br/>第3章 イギリスへ<br/>第4章 オランダ滞在記<br/>第5章 プロシア(ベルリン)<br/>第6章 ロシア(ペテルブルグ)<br/>第7章 最終訪問国ポルトガル<br/>第8章 帰航<br/>第9章 使節の歴史的評価