内容説明
カシアが働くグラナダの豪華ホテルに、スペインでも指折りの貴族、シモン・モンドラゴン侯爵がやってきた。優雅で魅力的な侯爵は、いかにも遊び慣れたふうで、カシアにも親しげに声をかけてくる。数日後、侯爵は彼女をディナーに誘った。「君に提案があるんだ。僕のスイートルームで食事をとろう」カシアは耳を疑った。提案というのはいったいなにかしら。まさか、つかのまの情事なんかじゃないわよね?★2004年1月刊「マドリードの恋人」(I-1655)にも登場していた二人のロマンスです。天涯孤独のカシアが初めて恋した男性は、手の届かない相手でした。身分違いと知りながら、思いは募る一方で……。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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これってロマンス小説なのか?と疑問を持つほど、ヒロインの日記を読んでるような、何のロマンスの片りんも感じなかった。最後の7~8ページで無理やり恋愛関係にもっていっている感じで、ヒーローが彼女のどこに惹かれたのかも、さっぱりわからないし、読み終えて、なんだこれ!!ってかんじでした。★です。2014/04/22
てん・ゆう
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いつもの淡々ヒーローに慎ましやか知的ヒロイン。もう、ジャックでもいいんじゃない?と思ってしまうくらい情熱が足りないヒーロー…ヒロインは私好みの冷静沈着な思いやりタイプなので安心して読めた。2012/09/16
ぽしょ
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ホテルのフロント係だったヒロインが、スペイン侯爵ヒーローに引き抜かれて、若者の更生施設の設立スタッフになる…。最後までヒーローの気持ちが分からないところがちょっとジェシカスティールと似てる。でも気持ちの大暴露シーンはやっぱりなかったw。2011/11/24