内容説明
結婚式の前日、由希子は昔の恋の思い出の品を捨てに出かけ、事故に遭う。
気がついたとき、彼女は19歳の恋にタイムスリップしていた。
さらに思い出の曲たちに導かれて、経験したすべての「恋」をたどるうち、高校時代の恋の思い出に立ち止まる…。
一方現実の時間では、結婚を約束した恋人が、行方不明になった彼女を懸命に探していた。
忘れられない過去の恋と大切な今の恋。
彼女が選ぶのは?
思い出とともに愛を巡る恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとも
8
過去の恋愛と音楽が結びついているって思い当たる人も多いのでは。過去は過去として前を向いて行きたい。
しまえ
2
過去を受け入れたい。2015/04/08
まい
2
忘れられない恋は、誰にでもあるもの。それを思い出させてくれる小説。もし、あの時こうしていたら、こう言っていたら今の自分の状況や、傍にいてくれる人は違ったのかもしれないと思うと、不思議な気持ちになった。高校生のころに読んだけど、この小説は、歳を重ねるごとに読み直したらいいと思った。『誰かを好きになることは、傷つけることの始まり』この言葉が頭から離れなかった。2012/09/05
モモイロペリカン
1
ロマンティック。最後の駅のシーンが切ない。2014/11/30
鑑真@本の虫
1
誰でも心の奥底に忘れられない恋がある。そんな恋が、思い出の音楽によって蘇るなんて素敵だ。だけど、過去は過去で。だからこそ、今の大切さが分かる。恋愛は歴史なんだ。積み重なって、成長して、また踏み出す。恋は幸せをつくるだけじゃない。2012/09/09