内容説明
地方の大学に通う3人が織りなすロード・ムービー風青春恋愛小説!
その年は、モーツァルトとバス釣りと家庭崩壊の年だった―。地方の大学生・鯉沼の日々は、同じ学校に通う香澄と出会ってのち、一気に変容する。しかし、その後、彼女との距離感がうまくつかめない鯉沼は、バス釣りの名人で謎の若い絵描き・タケルの運転する水色のフォルクス・ワーゲンに乗って彼女と小旅行に出かけることにするが…。片山恭一が瑞々しい筆致で描く青春恋愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shirou
4
<一部ネタバレを含みます。ご注意下さい。> 一日で読了。 読み終わった後、ポカ~ンとしてしまいました。 途中までは、ロードムービーな感じで、三人の掛け合いも良く楽しめました。 香澄の病気には、ホントにポカ~ンです。 最終的に、主人公に幻滅・・・デス。2013/02/02
北川
2
5日前に読了し、感想を書くのを忘れていた。思い返してみると、何も浮かばない…。それほど心に残らなかったという事か。うーん、残念。2011/01/10
のうみそしる
2
どこを見渡しても片山節。知識自慢したいだけだろ。でも釣りしたくなった。2010/08/19
えみ
2
「世界の中心で~」の片山さんということで読んでみましたが、私には難し過ぎたのかあんまりこの本の言いたいことが良く分からなかった。。。「人と人は完全に分かり合うことはないという認識に立ち、だからこそ相手を愛し受け入れる選択の大切さを問う青春恋愛小説」というけれど、登場人物の性格が複雑過ぎます。。2010/07/09
かなっち
1
「世界の中心で愛をさけぶ」から引き続き読みました。世界中心同様に、少し寂しい終わり方でした。タケルの消息も不明で、香澄も不安定な状態。なんとなくハッピーエンド的な終わりかと思っていたのでこんな感想になりました。2015/08/08