グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援

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グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援

  • 著者名:坪井ひろみ【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2014/02発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492443255

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内容説明

バングラデシュの貧しい女性たちに無担保で融資し、自立を促す「グラミン銀行」。その活動を8年にわたって調べてきた著者が、女性たちの奮闘する様子を活き活きと描く。
【主な内容】
第1章 マイクロクレジットとは何か
第2章 グラミン銀行とは何か
  1 グラミン銀行誕生と貧しさの基本的な考え方
  2 グラミン銀行の仕組みと女性のかかわり方
第3章 グラミン銀行の活動
  1 集会は「私の学校」
  2 「私」が所有する家
  3 「私」が自由に使えるお金
第4章 フィールド・レポート:また女性たちに会いたくて

目次

第1章 マイクロクレジットとは何か(融資は少額で貧しい人だけに マイクロクレジットは貧困を緩和するためのもの ほか)
第2章 グラミン銀行とは何か(グラミン銀行誕生と貧しさの基本的な考え方 グラミン銀行の仕組みと女性のかかわり方)
第3章 グラミン銀行の活動(集会は「私の学校」 「私」が所有する家 ほか)
第4章 フィールド・レポート―また女性たちに会いたくて(グラミン銀行2の女性たち 物乞自立支援プログラムの女性たち ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

35
最初に発想し、実行した人達が凄い。 かなり前に、アフリカ諸国の国別の発展度を紹介したドキュメントを見た事を思い出しました。 発展著しい国の顕著な特徴が、女性を大事にしている国でした。 バングラデシュの女性蔑視には、心潰される思いがします。 少女婚、そして捨てられる。 住む家もなく、お金を触った事もない生活。 その状態を見て、貧しい女性のみを対象にお金を貸すシステムが、お金だけでなく、教育、衛生等生活全般の向上をもたらした実績を、分かり易く取り上げていました。 2015/02/27

James Hayashi

17
バングラデシュで貧困女性を自立支援させるグラミン銀行の解説書。金がなく、負のスパイラルにいる人たちに無担保でわずかながらの金額を貸し出すマイクロクレジットを行う。女性の立場が非常に低い国であるが、わずかな援助がその人の人的ネットワーク、環境、意識など根本的に変えている素晴らしい役割り。社会的に機能しており国のインフラとなっているので、今後他国での同様な動きが期待される。素晴らしいシステムの始動に創始者、ムハマンド・ユヌス氏にノーベル平和賞が贈られている事にも拍手。2014/10/03

手押し戦車

17
お金は生きて行く上で絶対不可欠な存在。融資する側も借り手のリスクを見極め慎重になり貸し渋る傾向が有るが発想の変え方で融資で貧困脱却と自立支援が援助ができる。借り手がグループを作りその中からリーダーと補佐役を出しローン返済を連帯責任として自立、事業支援、責任感と人を育てて行く融資の仕組み。貧困層の支援ビジネスで水道電気料金も地域や近所でグループを作り仕入れから販売までさせて行けば事業として自立でき収益を投資する気とも可能となり一層支援出来る。貧困を無くしさらに事業を支援して行くと自立と教育が出来る素敵な仕組2014/09/21

人間

8
2005年の本なので今は少し違う事があるかもしれない。特に女性の貧困が深刻である。なぜなら女性は家父長制の中で男性の付属物のみなされ、早すぎる結婚をさせられ、教育もほとんど受けられず、お金を触ったことさえない人もいる。グラミン銀行のメンバーとなるとチームリーダーや役割があって、経験の乏しい女性への能力開発の一助となる。融資の審査が通って大金を手にしたある女性は、生まれて初めて人に信用されたと思ったと言う。返済をはたしビジネスを拡張する過程にとても勇気づられた。目指すべき社会の姿はここにあるのではないか。2020/05/15

ほっそ

7
論文形式だけれど、読み切った。 コミュニティを作り、連帯責任で少額の融資を実行。会合で勉強していく、思いつきそうで思いつかないシステムだと思いました。2017/08/14

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