シュワッガーのテクニカル分析 ──初心者にも分かる実践チャート入門

著者名：ジャック・Ｄ・シュワッガー【著】

パンローリング（2014/09発売）

• ISBN：9784775970270

内容説明

チャート・パターンの見方、テクニカル指数の計算法から読み方、自分だけのトレーデング・システムの構築方法、ソフトウェアの購入基準、さらに投資家の心理まで、投資に必要なすべてを網羅した1冊

チャート分析は、市場の行動原理を理解し、投資で儲ける為の値動きを解読することが、可能である。しかし、このテクニカル分析は、職人芸であり科学でもあり、初心者はさまざまな部分で悩まされてしまう。本書は、この分析をやさしくひもを解き、基本となるものを簡潔に説明している。また、後講釈的な成功例のオンパレードばかりでなく、予測が外れたときの対処法、損切りの置き方についても多くの事例をあげ、明解でわかりやすい、素直な解説が加えられている。

本書を読み終えれば―相場のテクニカル分析とはどういうものなのか。さまざまな分析手法について何を基準に、何を信じて、どう立ち向かうべきなのか。テクニカル分析をどのように実践に当てはめれば、より良い投資ができ、利益を上げられるのか―理解できているはずだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たいけい]

２０２３年１０月８日（日）読了。初読。マーケットの魔術師シリーズの著者によるテクニカル分析の基本書。分析に留まらずトレーディング・システムを組み立てる基本を教えられた。１９９９年初版発行だが現在も応用できると思う。基本的な分析ツール、トレーディングの問題、トレーディング・システム、実践的トレードのガイドラインの４パートを１８章で述べている。この本で得た知識で必ず利益が上がるというものではないが、読まなければ確実に損失が嵩むだろう。古いからといって軽んじることなく何度も熟読して自分のトレードを組み立てたい。

2023/10/08

[roughfractus02]

システムを組む必要があるのは無力のまま他者のシステムの脆弱性に晒されないためだ。他者のシステムは世界と似て線状の時間で進むかに思える。が、リスクなる語を冠されたその世界は、すでに私に住みついてナノ秒単位で変化するので、アクシデントの際は突然襲われるように感じる。一方、パターンを分類し、修正しつつ自ら管理すれば他者のリスクを丸ごと負わず自分のリスクとして最小化可能になる。本書前半は多様なパターンを収集分類し、後半は自らシステムを作るためのヒントを与える(少し物足りない)。他者の管理に抗するのは自己の管理だ。

2017/11/02

[ゼロ投資大学]

米国発のテクニカル分析。多くのチャートを掲載し、実践的な分析をしている。チャートが指し示す意味も書かれているため参考になるだろう。

2022/03/27

[いせたろう]

繰り返し読むに値する

2020/07/26

[東]

価格の動きの基本が分かります。たくさんのトップトレーダーの取材をした著者だからこその意見が、数多く記載してあり、参考になります。

2020/05/08