角川文庫<br> 男のリズム

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角川文庫
男のリズム

  • 著者名:池波正太郎
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041323243

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内容説明

東京の下町に生まれ育ち、仕事に旅に、衣食に遊びに、生きてゆくことの喜びを求めてやまぬ池波正太郎の名エッセイ。友人、知人、思い出の人々、生起するさまざまな出来事を温かく、生き生きと描いて興趣つきない滋味たっぷりの一冊! 人は変わり、世は移るとも、これだけは絶対に変わらぬ男の生き方を綴った必読の12章。

目次

劇場

食べる
着る
散歩
映画
最後の目標
26年前のノート
家族
私の一日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

バネ

67
「人は生まれた瞬間から死に向かっていき、必ず死ぬ」コトや「色々な選択肢から限定した人生しか選べない」コトで、日々の仕事や生活を悔いなく充実されなければイケないコト、自分の人生以外の人生に惹かれる為に、本を読んだり映画を観たりするのを好むコト。(あと、様々な音楽も!) まさに今の私の信条にピタリとハマった。私も今年 還暦を迎えるにあたり、「先が短い」コトを感ぢる日が増えてキた。今まで以上に、本日が人生最期の日が如く、日々 生きてイキたい。2025/10/03

マエダ

57
古き良きを感じてしまう。やはり一定を超える人の話は面白い。2019/01/30

ホークス

20
著者五十代、1970年代のエッセイである。世界に順応するのではなく、世界を受け止め対峙している。そこに自信と諦念を感じる。当然今の感覚とは合わない部分もあるが、だから価値がないというのはもったいない。古い東京にあった江戸の残り香を含め、生きた証言をこの文章で読める事に価値がある。特に戦争を挟んだ時期の世の中が興味深い。今の目で裁かず、異国の文化や絶滅動物の生態の様に、空想力を駆使して感じとりたい。違いを排除するのではなく、違いを資源として活用できたらと思う。2016/11/12

ゴーヤーチャンプルー

15
勉強になりました。海軍隊員としての戦争体験が池波さんの死生観を作り上げている。人はみなかならず死ぬ、人生の持ち時間こそ最も大切にしないといけない財産である。明日とぎれるかも知れぬ持ち時間、常に死と隣り合わせにいることを意識しているから毎日が真剣なのである。それは身内や仲間達への優しさにも繋がるという。そして生きる事は食する事・・食べる事にもこだわり真剣であった。2024/12/16

momogaga

11
文士のエッセイ。「散歩のとき何か食べたくなって」を34年前に読んで以来池波さんのエッセイに魅せられてしまった。今回もたべる、散歩、映画、旅は楽しまさせて頂きました。2015/09/28

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