新潮新書<br> 宅配便130年戦争

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新潮新書
宅配便130年戦争

  • 著者名:鷲巣力【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2012/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106101519

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内容説明

日本人の暮らしを変えたコンビニ、自販機、宅配便。このなかで、民間宅配便業は、明治の「飛脚」以来百三十年間、常に官立組織の風下に立たされてきた。とりわけ、今日の「宅急便」を実現させるまでにヤマト運輸が監督官庁と繰り広げた闘いは長期に渡った。現在、民営化を控えた「郵政公社」が、民業に対抗し、宅配便事業を着々と進めている。国際資本の参入や、新事業の展開など諸問題を抱えた宅配便の未来は?

目次

第1章 宅配便とは何か(「宅配便」とは何か;宅配便はどのように運ばれるのか ほか)
第2章 宅配便が変えた日本人の暮らし(宅配便利用の風景;拡大する通信販売と産地直送 ほか)
第3章 飛脚便から宅配便まで(古代の飛駅、中世の飛脚、近世の飛脚;飛脚便から郵便小包へ ほか)
第4章 「官」と「ヤマト」との闘い(運輸省との闘い;郵政省との闘い ほか)
第5章 宅配便の明日(メール便の拡充;生活支援事業への拡大 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

15
ここ数十年で、日本人の消費生活を大きく変えたのが、コンビニ、自販機、そして宅配便なのだという。確かに私が子どもの頃、家の近所にコンビニはなかったし、宅配便はもちろんなかった。自販機はあったけれど、これほどの数も種類もなかった。今では当たり前だというのに。10年ほど前の本なので、本当に明治維新から130年もの官と民で戦っていたんだということがわかる。法令を遵守するのが官の根幹とはいえ、利用者の利便よりも法令順守というのは本末転倒にしかならない。国家公務員として忸怩たる思いをかみしめながら読みました。2019/12/27

かつばやし

3
80年代までヤマトの郵便事業が不安定だったとは思わなかった。郵政民営化で官と民の戦いはまだまだ続きそうだ。2011/06/17

バッシー

1
郵政VS飛脚からはじまる近代日本の物流の成り立ちがそのまま現在につながっていることが、当たり前なんだけど新鮮に感じた。 2019/09/08

1
郵政VSヤマト運輸って、多分みんなが知っている話だと思うんだけれど、こうやっていろいろな事象を並べられると圧巻wヤマトのフロンティアスピリットがパネエw郵政側もヤマトのやることを妨害するだけでなく、これからはどんどん新しいアイディアで真っ向勝負してほしいなあと思った。この本を読んでいると既得権にあぐらをかいているお役所仕事から、民営化でヤマトのマネばかりするようになったと言うイメージが強くなる。2012/06/09

うりぼう

1
小倉昌男さんは、障がい者にも本気でした。2008/08/25

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