踊るマハーバーラタ - 愚かで愛しい物語

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踊るマハーバーラタ - 愚かで愛しい物語

  • 著者名:山際素男
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 光文社(2014/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334033408
  • NDC分類:929.881

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内容説明

恋あり愛あり性あり欲あり善あり悪あり涙あり笑いあり――。“ここにあるもの総ては何処にもあり、ここに無いものは何処にもない”。『世界最大の叙事詩』エッセンス八話を収録。

目次

第1話 シャクンタラー物語
第2話 創造神もお手上げ
第3話 王妃ダマヤンティーの大冒険
第4話 性の化身
第5話 マハーバーラタは核兵器で終結した!
第6話 禿鷹とジャッカル
第7話 最上の贈物
第8話 ヒンズー教徒が一番怖がったナーガ(族)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

11
光文社新書で刊行された前著に続き、マハーバーラタからいろいろなエピソードを紹介している。カーリダーサ版ではないシャクンタラー姫の物語や、ナラ王物語などいろいろ。ナラ王、ユディシュティラ同様、骰子賭博ですべてを失うけど、骰子技の修行をして骰子賭博で国を奪い返すとか、インドにおける賭博の位置づけが面白い。2020/01/18

こほ

9
コンパクトにまとまってとっつきやすかったけど多分こんな性急に読むものではないんだろうという印象でもある。人名地名ややこしい!千夜一夜っぽい感じかと思ってたら「高度な文化をもっていた先住民を征服し賤民として貶め『鬼』『蛇』と呼んだ上で自分ら正当化伝説を残す」図式がまんま出てきて予想外の面白さがあった。記紀を作らせた支配者層はこれ知ってたんだろうか?ラーマーヤナの猿も実は先住民だったのかな。あとは思いの外エロネタ満載だった、人と神の境目が曖昧だった、そして牛の糞尿ネタがすごかった。牛糞で沐浴はしたくないなあ。2023/08/23

nori

4
Different aspect of author who wrote カーリー女神の戦士. It should be interesting fantasy but much effort to understand story is needed. If somebody will make anime version, it should be fan. But Japanese can not do well for the work due to porno ban. Sad. 2018/08/03

さんそまくら

4
本編は聖書の三倍半の文字数らしい。面白い話が多かったけれど牛を礼賛するところは休憩挟んで読んだ。ちょっと予想外なくらい牛は神聖だった。世界が滅びる兵器(個人使用)が出て来るし、人数や年数についてそこそこ具体的な数字が出てくるんだけど千や万単位だったりしてインドの凄さを感じた。2016/11/17

三谷陽希

3
マハーバーラタについて平易な語り口で書かれていて読みやすかった。取り上げている題材も良く、ストーリー性のある部分を上手く説明していてマハーバーラタそのものを読みたくなる一冊。2015/01/23

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