貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!? - この時代に生まれて損をした!?

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貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!? - この時代に生まれて損をした!?

  • 著者名:香山リカ
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • PHP研究所(2011/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569646848
  • NDC分類:361.64

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内容説明

その数、なんと一九〇〇万人!「第二次ベビーブーマー」「団塊ジュニア」と称される一群を含む70年代生まれ。
いま二十代後半から三十代前半の彼らは、ひそかに「貧乏クジ世代」とも揶揄される。
物心ついたらバブル景気でお祭り騒ぎ。
「私も頑張れば幸せになれる」と熾烈な受験戦争を勝ち抜いてきたが、世は平成不況で就職氷河期。
内向き、悲観的、無気力…“自分探し”にこだわりながら、ありのままの自分を好きになれない。
「下流社会」「希望格差社会」を不安に生きる彼らを待つのは、「幸運格差社会」なのか。
「私だけがついてない」と嘆く新・若者の法則。

「私だけが損をした、ついてない」と感じている現代人、とくに「団塊ジュニア」と呼ばれている若者世代の自己不全感を時代論的に分析。

その数、なんと1900万人! 「第2次ベビーブーマー」「団塊ジュニア」と称される一群を含む70年代生まれ、いま20代後半から30代前半の彼らは、ひそかに「貧乏クジ世代」とも揶揄される。

▼物心ついたらバブル景気でお祭り騒ぎ。「私も頑張れば幸せになれる」と熾烈な受験戦争を勝ち抜いてきたが、世は平成不況で就職氷河期。

▼内向き、悲観的、無気力……“自分探し”にこだわりながら、ありのままの自分を好きになれない。「下流社会」「希望格差社会」を不安に生きる彼らを待つのは、「幸運格差社会」なのか?


[貧乏クジ世代の特徴]「これまでよかったから、もういいことはない」/恋人、夫婦間で深い対話ができない/マニュアル本や自己啓発系の本を読みたがる/不運の原因を「血液型」や「前世」に求めたがる/「勝てばまぐれ、負ければ自分のせい」/頑張っているとき以外は不安でしょうがない/「こうしてもらいたい」と言葉で説明できない…

●第1章 哀しき「団塊ジュニア」、七〇年代生まれの現在 
[1]「これまでよかったから、もういいことはない」――未来志向になれない人びと 
[2]「心の内を相手に伝えないこと」を「やさしさ」と考える男がふえている 
[3]この時代に生まれて「いちばん割を食った」と思っているのはだれか? 
[4]“カラダだけの三十歳”と“心は三十歳”――団塊の世代と団塊ジュニア 
●第2章「貧乏クジ世代」の法則 
[5]“幻想の自分”と“現実の自分”――悩んでいるのはその落差? 
[6]世の中に向けられるべき視線がなぜ“オカルト”に向かうのか? 
[7]「ケータイ以前」と「ケータイ以後」、どちらも知っているがゆえの葛藤 
[8]「どうせはずれクジだろう」となぜ最初から悲観するのか? 
[9]「頑張っているとき以外は不安」――こんな状態から抜け出すには? 
[10]失敗や欠点ばかり探しても、“ありのままの自分”を好きになれるはずはない 
[11]“自分らしさ”を追うべきか、現実路線の“ホリエモン流”でいくべきか 
[12]自分を見つめるか見つめないか、彼らはなぜ二極化するのか? 
●第3章 「幸運格差社会」にしないための処方箋 
[13]「アンラッキーな世代」だとみずから宣言するのはやめよう 
[14]「ナンバーワンよりオンリーワン」を仕事にも求める潜在的な転職志願 
[15]はじめは食い違いが生じても、がっかりせずに会話を続けよう 
[16]仲よし家族を続けるより“言葉の戦い”に踏み出そう 
[17]“恵まれている”はずの六〇年代生まれの働く女性たち、「負け犬」の本心 
[18]八〇年代生まれ、「静かな貧乏クジ世代」が選ぶ超・安定志向 
[19]「不満足感」でなく「信頼感」からコミュニケーションは始まる 
[20]これからの日本を支える「貧乏クジ世代」がやる気を取り戻すためには

目次

第1章 哀しき「団塊ジュニア」、七〇年代生まれの現在(「これまでよかったから、もういいことはない」―未来志向になれない人びと;「心の内を相手に伝えないこと」を「やさしさ」と考える男がふえている;この時代に生まれて「いちばん割を食った」と思っているのはだれか?;“カラダだけの三十歳”と“ココロは三十歳”―団塊の世代と団塊ジュニア)
第2章 「貧乏クジ世代」の法則(“幻想の自分”と“現実の自分”―悩んでいるのはその落差?;世の中に向けられるべき視線がなぜ“オカルト”に向かうのか?;「ケータイ以前」と「ケータイ以後」、どちらも知っているがゆえの葛藤 ほか)
第3章 「幸運格差社会」にしないための処方箋(「アンラッキーな世代」だとみずから宣言するのはやめよう;「ナンバーワンよりオンリーワン」を仕事にも求める潜在的な転職志願;はじめは食い違いが生じても、がっかりせずに会話を続けよう ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛奈 穂佳(あいだ ほのか)

4
【ココロの琴線に触れたコトバ】たとえ、行き違って対立があったとしても、あくまで感情ではなく「言葉」によって意思や思考を伝え、ギリギリまで理屈で理解しようとする、そんなコミュニケーションの基本をもう一度、思い出してみるべきだ。2014/12/30

Humbaba

2
結局どの世代も、自分たちの世代は損をしちえると感じている。特に、団塊ジュニアと呼ばれる世代は努力すれば報われると思い、実際にそうであった世代を見ながら育ったのに、自分たちはその恩恵に浴することができなかったのでその思いが強い。2010/02/06

よしだ

1
世代ねぇ・・・。あまり意識しなくてもいい感じだ。2013/07/31

黒頭巾ちゃん

1
薄っぺらい内容。読む必要なし ■有名大学卒、妻子供あり、マイホームありの男性が 「もう楽しいことはないから、死にたい」と言って 「あなたが死んだら、家族は悲しむわよ」 とのくだり... ロジックとしておかしいですふらふら 楽しくない→死にたい となっているのに、死んだら悲しむから死ぬのはよそうとはおかしいと思います。「死なない」ことへの処方箋だと思いますが、打ち手を間違えていると思います。  それならば、なぜ楽しくないのか?どうしたら楽しくなるのか?今まで楽しかったことを誰かに伝える喜びを得ようなどど、前2009/11/24

きゃみ

1
私はもう少し後の世代であるが、共通するところがたくさんあるように感じた。2011/08/07

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