内容説明
明治政府の国策として、創立以来、官僚機構はもちろん政財界にも幹部候補生を供給してきた東大法学部。維新から高度経済成長期へと続くその栄光の歴史、そして霞ヶ関の落日以降に訪れた変化とは――。ニッポン最高とされるエリート養成機関は何を教え何を教えてこなかったのか。あなたの隣のトーダイ君を正しく理解するためにぜひ読んでおきたい1冊。
目次
1章 近代国家の人材供給源(邑ニ不学ノ戸ナク;徳川幕府の遺産 ほか)
2章 霞ヶ関の時代(四つに分かれる戦後官僚史;ずらり並ぶ総理大臣 ほか)
3章 優秀なる若者たちは何処を目指す(唖然とした面接会場;浮上した法曹界 ほか)
4章 真のエリート教育とは(国立大学の論拠;質疑応答のない講義 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
134
東大の法学部は歴代総理大臣を多数排出しているが、その栄枯盛衰の歴史を書いた話し。2024/09/16
Humbaba
8
東大法学部は,日本の最高学府であると同時に,日本最大の予備校でもある.そもそもその設立も諸外国の大学とは異なり,官僚を養成するという目的が強かった.その目的を今後も維持するかどうかということは,今後議論していく必要のあることと言える.2011/05/30
おらひらお
5
2005年初版。東大法学部の果たした役割を明治から今日まで振り返ったものです。今日では東大法学部だから云々という言葉は聞かれなくなりましたが、逆にそれを前提として、何ができるかが問われる時代になってきたのかもしれませんね。さらりと読める一冊でした。2013/10/19
TERRY
2
明治維新後の日本盛衰記。東大という国力強化システムが崩壊しているのに、次のシステム設計に誰も着手しない。少子高齢化以上に心配になりました。2016/08/03
ゲスト7
2
期末試験があり本を読んでいなかったので、読むスピードが少し落ちた気がする。 この本は昔ブックオフで100円で買い、読むのは二回目。日本にはエリートと呼べるエリートがどれだけいるのだろうか、とふと思った。42016/03/05
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