内容説明
弁護士のリゼットは、新しいクライアントを目にした瞬間、自分が無防備な小動物になったように感じた。まさか、あのジェイク・ホリングスワースと再会しようとは。三年前、ジェイクの父アダムの妻として初めて彼に会ったとき、ジェイクは敵愾心をむきだしにした。アダムとの結婚は、貧しかったわたしと不治の病に冒された彼との“契約”だったのだけれど……。アダムの死後、遺産相続の権利を放棄したにもかかわらず、ジェイクの態度は、今も少しも和らいでいなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
11
読み終えて改めてヒーロー側に立って考えた。どんなに頑張ってもヒロインを諦められなくて、こうなったらなんとかして彼女の生活に入り込んでこっちを向かせてみせる、という決意に満ちていてすごい。なんて情熱的なヒーロー。逆に自分の本当の気持ちに向き合えないヒロインのおびえもよく分かる。どっちも肝心なことを言わないからこじれるのねー。まあ、うっかりしたことを口走ってしまえばなにもかも台無しになってしまうんじゃないかと恐れるのも分かるけど。ヒーローの自制心、でも隠しきれない恋心。どこまでも追いかけてくれる熱意に感服。2014/01/28
ちゃろ
10
ひょぇぇぇ~行く先々に現れるヒーローが怖い。2018/12/04
びわ
10
ストーカーヒーローが怖い((((;゜Д゜)))私がヒロインなら逃げ出してるー。ヒーローの心情考えながら読むと面白い。ある意味、父親との時間も奪われて片想いに苦しんで、孤独でかわいそうなヒーローかも?2014/11/28
圓(まどか)🐦@多忙のためほぼ休止中
7
DSハーレクイン収録分。ヒーローは前半どう見てもストーカー、後半は勝手に恋人気取りで最後まで好きになれなかった。ヒーローがきちんと正攻法で、その父親との間柄にもう少し描写があればまだ納得いったのかもしれないけれど。というかお父さんが長生きしてくれたほうがずっと幸せだったんじゃないの? ヒロインが前夫であるヒーロー父を思い出すシーンは好きだ。
麻琴
6
父親の結婚式で自分より12歳も下の花嫁に一目惚れし父親より先に出会えなかったことに苦しみ忘れようとしてもダメで父親の死後にほとんどストーカーの勢いで追いつめるヒーローと、ヒーローの行動の意味が分からず反抗しつつ逃げるヒロインの話。ヒーローの気持ちは読んでればみえみえだけどヒロインにしたら怖いだろし二人が最初に関係を持つシーンのヒーローは嫌。全体的には大変面白い。以前DSハーレクインでも読了。 ☆52015/08/24
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