異才の改革者 渡辺崋山 - 自らの信念をいかに貫くか

個数:1
紙書籍版価格
¥586
  • 電子書籍
  • Reader

異才の改革者 渡辺崋山 - 自らの信念をいかに貫くか

  • 著者名:童門冬二
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • PHP研究所(2013/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569665474
  • NDC分類:289.1

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

幕末に活躍した人物の中でも、ひときわ異彩を放つ渡辺崋山。「遠近法」を取り入れて、日本美術史に新境地を開拓した画家として有名な彼だが、実はれっきとした大名家の家老である。1万2千石の小藩ながら、東海の田原藩の経営再建に尽力し、農政家を招いて領民の生活安定に心を砕き続けた。その手腕は、天保の大飢饉でも領民に餓死者を出さず、幕府から唯一表彰を受けたことからも分かる。崋山の才能は、それだけに止まらない。江戸藩邸では、高野長英や小関三英など、蘭学者との交流を通じて西洋の新知識まで蓄えた。まさに多才にして「異才の改革者」だったのである。更にその視野は日本を越えて世界にまで向けられたが、幕府の海防政策を批判した容疑で「蛮社の獄」に連座し、49歳で自刃に追い込まれてしまう。幕末初期の改革者だった崋山は、いかに守旧派と闘い、自らの信念を貫き通したのか? 時代の先駆者の生涯に学ぶ一冊。

目次

崋山の改革理念
嫌った藩主と意気投合
農政家 大蔵永常を招く
ユニークな産業振興策
グローカリゼーションへの開眼
鎖国の中の開国
天保の妖怪ににらまれる
儒教を国教にした幕府
佐藤一斎と鳥居耀蔵
江戸のミーちゃんハーちゃん〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海野藻屑

0
他の誰もがやらないことをやろうとするのは難しい。蘭学者から知識を学び日本を変えようとした姿には勇気がでるけど。2017/06/30

ひろ

0
甲州街道歩きを計画中、三宅坂に渡辺崋山生誕地があることを知り、どんな人か知らなかったので読んでみた。これほど才能があり、また人として優れていたのに自刃に追い込まれたのは、時代の流れとは言え、惜しまれる。ドナルド・キーン作も読んでみたい。2023/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/595972
  • ご注意事項