内容説明
『ロミオとジュリエット』の舞台・北イタリアの古都ヴェローナ、『カルメン』の舞台・スペインはアンダルシアの華セビーリャなど、ヨーロッパの名作9つの舞台を旅して、作家の家を訪ねた文学紀行集。現地で撮影した写真や地図による解説付き。
目次
第1章 ロミオとジュリエット(イタリア/古都ヴェローナ)
第2章 ローマの休日(イタリア/永遠のローマ)
第3章 フランダースの犬(ベルギー/アントワープ、ホーボーケン)
第4章 カルメン(スペイン/アンダルシアの華セビーリャ)
第5章 エル・シードの歌(スペイン/地中海の華バレンシア、城塞都市ハティバ)
第6章 みずうみ(ドイツ/北海の港町フーズム)
第7章 エーミールと探偵たち(ドイツ/新しい文明の都ベルリン)
第8章 点子ちゃんとアントン(ドイツ/大恐慌時代のベルリン)
第9章 エーミールと三人のふたご(ドイツ/バルト海の避暑地ヴァルネミュンデ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいくん
16
☆☆☆松本侑子さんの2005年の著書です。イタリア、スペイン、ベルギー、ドイツの物語を取りあげています。小説でも映画でもその物語を知らない人には、ただ通り過ぎてしまう何気ない風景かもしれません。その土地にちなんだ物語に夢中になった人にとっては何気ない田舎町が心を揺さぶるようなロマンや美しい抒情、ドラマチックな感慨が漂う夢の王国になるといいます。松本侑子さんは忘れがたい思い出の旅をしたそうです。この本には旅先での松本侑子さんの写真が何枚も収められています。2020/03/26
Hadsukichi
1
読んだことのない本の方が多かったので読みたい本が増えた。物語で憧れた風景が未だ残っているところもあれば無くなっているまたは無くなりつつあるということが喜ばしかったり悲しかったり。がっかりするか、嬉しくて仕方なくなるかは行ってみないとわからないけれど、いきたい気持ちが強くていつか絶対行こうという気にさせてくれる。そのときのための参考として、思いを馳せるためのよすがとして、今回も楽しく読みました。2017/05/18
seri
1
紀行文というより物語紹介をしつつ現地紹介。確かに本に描かれてる世界が目の前に広がってたら、それだけでその物語の楽しみ方は2倍3倍に広がると思う。著者と同じ翻訳家の金原氏は「現地での本との出会い」を重視していたけど、著者は「本での現地との出会い」を重視しているんだろうなあ。2009/09/07
putisiyante
0
こんな生活、仕事をしてみたい、憧れます。2011/02/11
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