内容説明
公立の中学校で女子生徒の転落死体が見つかった。事件に関与した15歳の少年に対する裁判がはじまるが、思いもよらぬ審判が――「審判は終わっていない」。検事出身の弁護士を描いた「完全有罪」、裁判官を扱った「白と黒の殺人」ほか、“司法”に対してさまざまな角度からスポットを当てた短編6作品を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5〇5
4
整いました!「法廷戦術」とかけまして、「四則計算」とときます。 その心は、どちらも駆け(掛け)引きに加えて割り切るもあります!2021/07/14
あっちゃーん
2
法律を舞台にして書かれた作品。短編小説になってて、一個一個の小説のクオリティーが高かった。一個の事件が解決された、と見せかけてその奥にはもっと深い事実が隠されていた。引き込まれるように読んでしまった。とともに、弁護士の仕事がどんなに大変なものか思い知らされた。2011/05/13
ねずみひろし
1
短編だけど、複雑なストーリーで飽きさせない、読みごたえのある短編集です。法曹界の仕組みがわかる本でもあります。2013/06/13
bondo
0
ナイス不要。短編集だけどなかなか読み応えあり。一事不再理等の法律用語こ解説もあり(笑い)(☆☆☆)2015/03/08
Darbytime
0
法曹関係者に纏わる話。登場人物の約半分は悪者もしくは腹に一物もっている。面白かったけどタイトルでネタバレしてる作品も多いのが難点。2013/06/12