稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター

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稗田のモノ語り 魔障ヶ岳 妖怪ハンター

  • 著者名:諸星大二郎【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2014/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063720600

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内容説明

異端の考古学者、妖怪ハンター・稗田(ひえだ)礼二郎が帰ってきた! 魔障ヶ岳の山中にあるという古代の祭祀遺跡「天狗の秘所」を調査に訪れた稗田礼二郎らが出会ったものとは? 調査に同行していた学者や山伏の身辺に次々と起こる異変。“御神宝”「天狗の宝器」とはなんなのか? 稗田を追ってくる「名前のないもの」を妖怪ハンターとして鎮めることができるのか? 圧倒的世界観で読むものを魅了する諸星大二郎ワールド!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

56
こんな作品が出版されていたとは!! 妖怪ハンター稗田礼二郎先生は健在でした(2005年現在)。東北の霊峰・魔障ヶ岳に〝ある目的〟を持って向かう四人。様々な困難の末、四人が出会い、そして望んだものとは。出会ったモノにそれぞれが『名』をつけ、災禍が降りかかる。『神』と名付けた修験者の弟子・狂天さんがアナーキーで良いキャラだ。パンク霊能者って…。もう一人(?)、稗田の後輩赤井教授が呼び起こし〝魔〟と名付けた黒田というモノは、これからも稗田の前に現れそうなトリックスター。変幻自在な魔物が現世に解き放たれた。2020/08/13

ワッピー

26
魔障ヶ岳の廃神社を探し求めて山に分け入った稗田は天狗の秘所と呼ばれる不思議な遺跡を発見。同行した者たちは何を見たのか?同行した若い考古学者・赤井、山伏・信田、天狗の宝器を伝える家の娘・翔子ら3人に起きた変化とは?新興宗教の開祖も絡み、秘所から解放されたモノを追って稗田の旅は続く。民俗学と怪異の好きなワッピーにとっては大ヒットの初読作品でした。決して逃避しているわけではないはずですが、なぜか諸星作品が集まってくる・・・。他の本も読まなくてはと思いつつ諸星沼からまだ抜けられません。皆さんもハマってください~2022/02/18

アズル

24
新幹線で読了。羽黒山は、母の実家のそばなので子供の頃から「山伏」「修験」などの単語を聞いていましたが、よくわからないと言う感想しかありませんでした。諸星先生のマンガを読むと、日本人のプリミティブな感性を呼び覚ましてくれます。モノに名前をつけてはいけない、夕方は変なものに出くわすなど、怪という字にぴったりおさまります。2016/09/19

galoisbaobab

12
いいねぇ、諸星大二郎。「名前をつける」というコトって大事だよね。言霊の扱いの違いが歩む道を変えるコトにもなる。冷めきったヒーロー稗田先生が好きです。2016/08/05

neimu

11
名づけの意味を考えさせられる本。神も邪も表裏一体なのがよく分かる。アニミズムが根強いのも、日本が多神教なのも。それぞれが信じたがっているモノに翻弄され、ケータイから送信された名づけに感応し切れなくなる「名もなきモノ」は、混迷する現代の象徴と思えた。2010/01/30

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