内容説明
吉村順三は、日本の自然と風土に培われてきた伝統的建築に魅力を覚え、人の生活と幸せを建築に具体化することを実践してきた。本書は吉村順三が、生前に語った珠玉のことばを語録集としてまとめた。
[主な目次]
〈すまい 生活と人の感情〉住宅が基本、家の形、住宅の基本形、ヒューマンスケール、よい住宅 ほか
〈火と水と植物 光と音楽〉水と火、光と火、欲しいのは光、燃える火、一鉢の花、楽器がある ほか
〈まち・都市〉環境、まちのキャラクター、まちづくり、軒の出、ヒューマンなまち、街並み、自動車 ほか
〈伝統と近代化〉近代化、昔の人の知恵、土地に生まれたもの、素直さ、能、日本の気持、民家 ほか
〈建築〉日本建築の特色、自由な交流、純粋さ、誠実さ、設計理念、日本の屋根、釣り合い ほか
〈建築家〉建築設計という仕事、住む人の立場、デザインの基本、地震、現寸、建築の仕事 ほか
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
すまい 生活と人の感情
火と水と植物、光と音楽
まち・都市
伝統と近代化
建築
建築家
あとがきにかえて 住宅から宮殿まで
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niisun
25
松家仁之さんの『火山のふもとで』を読んだ流れで読んでみました。地域の気候風土に根ざし、シンプルで美しい建築を創り出した建築家“吉村順三”。近頃は、誰とは言いませんが、コンクリートだったり、紙だったり、木だったり、自分のお気に入りの素材をゴリ押ししているような建築家が目立ちますが、そういう方々とは一線を画す方ですね。建築や造園の世界ではよく知られている“用強美”というものを体現したような建物をたくさん遺してくれました。2025/04/22
キョウ
3
建築の勉強をした方は皆が知っているであろう、吉村順三氏の言葉をまとめた書籍で、一つ一つが深い考察上出てきた言葉であるのだろうと思えるものばかりだった。 いま住宅街にある白い住宅の群れや、設計士が創る個性的で、作り手側からみると疑問??な住宅などをどうみるのだろ、1960年代ですでに嘆いていたのですが。 谷崎潤一郎氏の陰翳礼讃もそうですが、今の時代には合わないかもそれませんが、当時の日本人(裕福な)はとても豊かで深い感性をもち、素直な建物をもっていたのだなと感じます。2022/01/05
純米吟醸
2
時を経て重みが増す。また読み返したい。2023/12/10
potato
2
吉村順造の言葉は、短文でもひとつひとつ心に刺さるものだった。どういう風に建築を捉えているのか、どうやって建築と向き合うのか、建築家として考えなければならないことはなんなのか、がよくわかった。 この精神を受け継いで、これからも課題に取り組んでいきたいと思った。2021/10/07
アキヅキ
1
ものづくりに思い悩んだとき、手に取り適当なページをぱらぱらとめくりたくなる本。 1ページ事に完結する、より抜きの形式で編集されておりとても読みやすいです。2020/12/27
-
- 電子書籍
- 転生令嬢は逃げ出した森の中、スキルを駆…
-
- 電子書籍
- 漫画ゴラク 2022年 6/3 号 漫…
-
- 電子書籍
- 海を渡るべ 8
-
- 電子書籍
- 【フルカラー】放課後、ラブホで、先生と…
-
- 電子書籍
- ザ・コクピット〔小学館文庫〕(10)