内容説明
[筆者からのコメント]
テーマは「改革…する者と、される者と」。
戦国時代、一向宗(浄土真宗)は情報の帝国でした。
戦国の改革者・織田信長と、戦国の守旧者・本願寺顕如とが、たがいの情報力・知力・武力・政治力・経済力のすべてを投入した十年をこえる総力戦(いわゆる一向一揆・石山合戦)の物語。
そして浄土真宗は教義によって妻帯が許されている。
ふるさを守ることで平和を望む顕如と、思春期を信長との抗争にあけくれて戦うことしか知らぬ長男・教如(後年の真宗大谷派宗祖)との父と子の相克を描いた家族の物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムグムグ
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恥ずかしながら子供の頃から慣れ親しんだ大阪城の地は、石山本願寺があったとは知らなかった。一つ賢くなりました。ありがとう御座います。2014/11/08
こうめい
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主人公の顕如がどうこうとゆうより通説の信長像とかなり剥離が目立つ作品。真宗を目の敵にし、長島などで虐殺したわりに、その門主の顕如については追放処分だけですましたことを考えるとさもありなんといった印象。しかし、親子関係は難しいな…(笑)2013/08/18
こちえ
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やっと読み終わった。 この人の描く、信長像はあんまり合わずでした。 顕如と教如の確執。 面白いとは思いましたが、ん~・・・ってなってしまいました。2012/10/31
Ryuji
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★★★★★
いっぺい
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鈴木輝一郎さんの信長はどの本でもどこか似ている。新しい視点からの発想に夢中になった。2012/06/03