内容説明
春日部の孤児シェルターを脱走したカズは、国道を歩き続けた。逃げ出す際、教官をナイフで刺した感触は今も手に残っていた。カズは九歳。生後まもなくトイレに捨てられたため両親のことは何も知らない。帰る家も故郷もない。カズが目指すのは、貧困と暴力とセックスにまみれた混沌の街・新宿だ。だが、そこでは腐敗した警察や自警団、新宿浄化団がのさばり、街路に溢れたストリート・チルドレンが毎日のように無造作に殺されていた。果たしてカズは生き延びることができるのか。世界の現実を見据える衝撃の近未来小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Dai(ダイ)
13
物語とも言えない物語り。薄い本にたくさんの登場人物。書きたいことがたくさんあるのだろうが、欲張りすぎてなにも伝わらない。盛田隆二が書いたとはとても思えない。好きな作家が一人減ったかも。2014/04/25
ひろを
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一応再読というか、前よんだのを覚えていない。近いようで遠いような未来。わかるようなわからないような。2014/02/25
二進法のさる
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こーゆー時代来ると思うよ
三門 優祐
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世界は、NO FUTURE. では終われない。子供と大人は、何かが究極的に違うのだから。2009/05/26