ハーレクイン 花嫁泥棒―愛と称号と財産と〈３〉

著者名：スーザン・スペンサー・ポール/小池桂

ハーレクイン（2011/11発売）

• ISBN：9784596930101
• NDC分類：933

内容説明

兄が決めた結婚相手は美しい。でも、さらってまで妻にしたいと思ったのは…。中世イングランドで剣と情熱が火花散る★四年前、イザベルの父は反逆罪で死刑となり、その日を境に彼女の運命は一変した。伯父に引き取られたものの、従姉イヴリンにいじめられ召使い同然の暮らしを強いられる、どん底の日々が続く。けれども、そんなイザベルを見初めた男性がいた。お節介な兄たちの差し金でイヴリンに求婚しに来たジャスティンだ。彼は、美しいが性格の悪いイヴリンではなくイザベルに惹かれ、イザベルを得るため、ある夜、大胆このうえない行動に出た。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

イヴリンの凶悪さ邪悪さに唖然。これまで読んだ本の登場人物の中でも群を抜く毒婦ぶり。ひどい仕打ちを受けるイザベルが可哀想。ジャスティンの鈍さはあまりにもひどくないか。人が良いのも大概にしてもっとしっかり周囲に目を配って欲しいと思うんですが。これから人生を始めようとした矢先、理不尽に愛する人を奪われる若者が哀れです。いやジャスティンだけが悪いとは言いませんよ。でも人の上に立つ人なんだからボケ〜としていては駄目なんじゃないですか。愛するべき人物だと思いますが色々駄目っぷりが全面に出てしまったのが残念。

2017/07/08

[じょう]

愛と称号と財産と＃03。叔父と従姉妹に虐げられたヒロインがヒーローにさらわれて結婚し、ほのぼのとした夫婦になる・・・あたりまでは良かったんだけど、弟の受けて虐待はひどいし、終盤、罪のない命がいくつもなくなり辛かった。（毒婦は除く）弟君の行く末や他の兄弟妹のことも気になります。

2016/05/12

[キッチンタイマー]

なんということでしょう。2冊買いのダブりだわ。帳簿をつけるヒロインって証券会社のファンドマネージャーみたいなもの？帳簿侮りがたし。さて中世ものってほんとに牧歌的な登場人物多くてズレてること多い。とくにヒーローのジャスティンの単純さ。しかも好きになってくれるひとが欲しかったって何それ。相変わらず中世ものは合わないなあという感想。

2017/11/03

[mum0031]

反逆者の娘イザベルと、タルワー領主ジャステイン。 従姉のイヴリンの元に求婚の為、ジャステインが訪れるが、ジャステインが見初めたのは、イザベルで夜中に誘拐して結婚の為兄のいる僧院へ。 アレクサンダーに、食ってかかる程の気骨があるイザベルが、イヴリンの悪意のある嘘に、簡単に欺されるなんてちょっと呆れる。 ジャステインも、単純ですぐ欺されるなんて頭悪いのか？疑うことを知らないのか？ クリストファー良い男になった。 まあ、追い剥ぎや誘拐がボールドウイン家の伝統と言うことで幸せなら結果オーライでしょ。

2018/04/07

[こえん]

再読。数字に強く、投資や取引で膨大な利益を上げるヒロイン・イザベルと、刀鍛冶が趣味の領主ヒーロー。シリーズ前２作ヒーローの末弟のヒーローは、真面目で誠実なのはいいんだけど、腹黒いヒロイン従姉のたくらみにまんまと乗せられっぱなしだったのがイマイチ。その余波をもろにくった、ヒロインとヒロイン弟が憐れだった…特にヒロイン弟が。

2010/07/21