内容説明
本田宗一郎氏が、様々な場所に書き、語った言葉の数々を一冊にまとめたものが本書である。外国人の客が汲み取り式便所に落とした入れ歯を拾った話から人情の機微を説き、歌舞伎町での遊び方がわからなかったことから老害の本質を説く。若い頃に胸を躍らせたエンジンや飛行機との出会い、父の教え、そして藤沢武夫氏との邂逅。競争の本質とは何かをレースの経験から熱く語り、発明は恋愛と同じだと喝破する。成功とは99%の失敗に支えられた1%であるという信条を持ちながらも、失敗はついつい厳しく怒鳴りつけた話。遊びというものの本質、そして仕事というものの本質。そして人生の妙味……。自分だけの人生を自分の力で生き抜き、周囲の人を幸福にしようと努め、「人生の楽しみ、人生の本当の豊かさ、人生の可能性」のすべてを体得してきた人にしか語れぬ言葉が、本書からはあふれだしている。読めば読むほど、勇気づけられる、座右に置きたい一冊である。
目次
第1章 まず第一歩を
第2章 得手に帆あげて
第3章 能ある鷹はツメを磨け
第4章 自分のために働け
第5章 幸福な報酬
第6章 私の“宝物”
第7章 時間はすべての生命である
第8章 冗句はアイデアである
第9章 喜びを求めながら生きる
第10章 発明は恋愛と同じ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
92
昔から人物として好きな本田宗一郎さんの一日一話の改題本。毎朝少しずつ読んでいました。デザインは目で見る交響曲でなくてはならない、需要はアイデアと生産手段により作り出すもの、上の人が下へ降りよ、この時代の子供達の知識は全て仮性だ、自分の部下を沢山欲しがる課長は悪い課長、年寄りの方が今は世間知らず等々。本田イズムに溢れた格言多し。また少し寝かせて再読してみよう。2021/10/17
MI
64
PHP研究所が発行「本田宗一郎「1日1話」を再構成した本。本田氏の仕事やプライベートに関する哲学が詰まっている。よかったのは①社員に会社のためではなく「自分の幸福のために働け」と常々いっている。社員みんなが自分の幸せを求めて働けば自ずとその会社は伸びていく。②信用とは人間愛である。約束を守り、人に儲けさせること。自分の人生と仕事を通じて多くの人に恩恵を与えることである。 仕事に厳しく、真面目なだけでなくユーモアをもって仕事に向き合ってきた姿勢は一言ひとことが重くそして深い。2026/04/30
Willie the Wildcat
35
長男へ貸し出していたのが返却され、つい再読。引き際が印象的。経験の活かし方。継承。裏方に徹する覚悟。欲への執着心が課題。無論、基本を大切にする姿勢を常に再認識。人を慮る精神、感謝。思想、哲学、思い。心なんだよなぁ・・・。旬の話題で浮かぶのがTPP。真っ向勝負の精神!そこにも学び。だからこそ、未来がある気がする。先人の英知・・・。心の”揺れ”を感じたときに、又再読すべし!2013/10/20
Daisuke Oyamada
32
日本人なら、誰もが知る本田宗一郎。 様々な媒体に書き、語った言葉の数々を言葉を一冊にまとめられたものが本書だという、 外国人の客がゲロをした。 女中はそのゲロを便所に捨てたという。 その汲み取り式便所に落とした入れ歯を 自ら裸になって拾った話から人情の機微を説く。 歌舞伎町で若者が集まり遊ぶ姿を見た時、 自分は遊び方がわからなかった。 そんなことから老害の本質を説く。 成功とは99%の・・・ https://190dai.com/2023/10/15/やりたいことをやれ-本田宗一郎/2023/10/17
ビイーン
30
日本が右肩上がりだった良き時代の成功者の話だからなのか戸惑うところもあったが、エネルギッシュな情熱の小さな欠片は私のこころに刺さっている。2018/07/08
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