内容説明
世紀の怪人物の末裔を称し、絶世の美貌で男たちを魅了するカリオストロ伯爵夫人ことジョジーヌ。彼女は権謀術数を駆使する怪人ボーマニャンを相手に、普仏戦争のどさくさで失われた秘宝をめぐる争奪戦にしのぎを削っていた。その闘争の最前線に一人の若者が割り込む。その名はラウール・ダンドレジー。彼こそは、のちの怪盗紳士アルセーヌ・ルパンその人だった。妖艶なる強敵を相手にした若きルパン、縦横無尽の大活躍!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
naoっぴ
77
面白かった!妖艶な女盗賊、謎の一団、ルパンが、秘宝をめぐり三つ巴の大争奪戦を繰り広げるエンタメ冒険活劇。ルパンがその名を使う前、ラウールだった頃の物語で、楽観的で自信にあふれ惚れっぽい金髪イケメン(に違いない)青年の生き生きとした姿が描かれている。恋愛ありアクションあり、ビジュアル的にも美女揃いでとても映像的だと思ったら、やはり何度か映画化されているのですね。時代背景は華やかでワクワクするし、若さいっぱいでちょっと自分勝手の成長途上なルパンも魅力的(*^^*) でもクラリスは大切にしないとね♪2016/10/12
アメフトファン
44
なんかスカッとする本を読みたいなと思って久しぶりに手に取りました。面白い!やっぱりルパンは最高ですね。この作品はまだルパンと名乗る前の作品で多少未熟なところもありますが、持ち前の行動力、胆力、知力。世界最高の怪盗ですね。そしてカリオストロ伯爵夫人。聖母のような美しさと残忍さそしてルパンとの恋。こんなに魅力的な敵もいないですね。フランスの物語らしい華やかさそして常に女性の味方というのがルパンの魅力なんでしょうね。子供の頃に戻ったようなワクワク感がありました。ルパンシリーズを一からまた読み始めたいと思います。2014/07/29
geshi
33
ミステリ要素はほぼ無くなってロマンス冒険活劇へと完全にシフトチェンジしている。作品最大の魅力はカリオストロ伯爵夫人ことジョジーヌのキャラクター。敵ですら篭絡してしまう美貌を武器に、目的のためなら命すら奪う冷酷さを持ち合わせる悪女っぷりが強力。そんな悪女が初めて知った愛や、ボーマニャンの愛憎渦巻く思いや、クラリスの純粋な恋心など、フランスらしい愛の吐露のストレートさに赤面しそうになるが、ロマンスで三つ巴の戦いを盛り上げているストーリーテリングはさすが。2016/07/26
ヨーイチ
32
名作と名高いルパン三世・宮崎駿・カリオストロの城を見て、感心した後、先行作品と言われる本書に取り組む。ルパン物はジュブナイル、大人版と結構漁って来たつもりだが、本作は何故かスルーしていた。カリオストロ伯爵ってフランスの「国民的怪しい人物」のようで、歴史上の有名人を巻き込んで騒がしい伝説、伝承が沢山あるみたい。こう言う先行作はドンドン使った方が勝ちなので、結果ルパンの株も上がったって気がする。怪盗アルセーヌ・ルパンの前史として愛と騙し合いが繰り広げられる。ポプラ社・少年版は「魔女とルパン」だった。2026/03/17
ホームズ
30
何回読んでもラウールが勝手だ(笑)あっさりとカリオストロ伯爵夫人に恋をして行動を共にして彼女に失望してクラリスに戻って行くのが(笑)アルセーヌ・ルパンになるまえで華麗という感じではありませんが楽しめる作品で好きですね(笑)2013/07/29
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