角川ソフィア文庫<br> 江戸怪奇草紙

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角川ソフィア文庫
江戸怪奇草紙

  • 著者名:志村有弘
  • 価格 ¥517(本体¥470)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
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  • ISBN:9784043490059

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内容説明

天女のように美しい幽霊が毎晩恋人のもとへ通う「牡丹灯籠」。夫に殺された醜い妻の壮絶な怨念を、祐天和尚が加持祈祷で払う「累」。そのほか江戸を代表する怪談から珍しい物語を集め、わかりやすい現代語訳紹介。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

87
本書は本邦において創作、もしくは大陸から伝播した怪談・奇談を現代語訳したもので5編の物語が収録されている。一段目『牡丹灯籠』のネタ本は一応、浅井了意の『伽婢子』であるが、原型は中国の『剪燈新話』を翻訳したもの。ニ段目『累 死霊解脱物語聞書』は、逆にこの話を題材に四代目鶴屋南北の『色彩間苅豆』や三遊亭円朝は怪談噺『真景累ヶ淵』の元ネタ。ちなみに語に登場する祐天上人は『日本霊異記』に登場する祐天と同一人物とされる。三・四段目『一軒家の怪』『青火の霊』は紀之助作とあるが、明確に判っていない。2016/06/23

sin

22
江戸とうたっているが収録作はちぐはぐな感じ、牡丹灯籠は雅で京が舞台か?時代は戦国!次の累は仏教の説話だらだら!拾い物は最後に収録の稲生物怪録!絵巻で見知っていたが文章で読むことで怪異が想像できて面白い。2013/08/16

Aminadab

4
「稲生物怪録」目当てで読み始めたが、円朝『真景累ケ淵』の元ネタ「死霊解脱物語聞書」がとても面白かった。前妻累の死霊が後妻の娘菊に取り憑き、夫が自分を殺したと告発するのだが、告発が済んでも今度は石仏を立てろとか言いだして成仏しないので、霊能者祐天和尚を呼んできてエクソシズムというか解離性障害の治療が始まる。村人が寄り集まってきて、庄屋と累がディベートをしたり、村人は、地獄極楽の話をしろとか、死んだ自分の親族の居所は極楽か地獄か教えろとか、どんどん変なことになる。元禄とは思えないくらい面白い。2018/07/24

k

1
一軒家の怪が分かりやすくて怖かった。牡丹灯籠は名前は良く聞くが初めて読んだ。2018/05/07

映画屋

1
現在、遺失物センターに有ります。週明け取りに行きます。 2014/02/13

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